何よりも、魂に価値があるということを理解しましょう。
あなたはどのような理由があろうとも、魂を売ってはなりません。
魂の価値を手放してはならないのです。
魂の価値とは、その美しさにあります。
魂を売るということは、魂を汚すということなのです。
汚れた魂には価値が無いのです。
それは、汚れた心から生じる結果であるのです。
心が汚れるのであれば、人は悪事を企(たくら)むようになります。
悪事を考えるのであれば、悪事を行うのです。
悪事を行うのであれば、人は魂の価値を失うのです。
魂の価値は善事(善行)によって高まります。
人生の目的は魂の成長です。
魂を成長させるためには、善事を積み重ね、良い心を育まなければならないのです。
良い心とは、思いやりのある心のことです。
愛に近いほど良いものであり、価値が高いと理解しましょう。
しかし、多くの人は愛に近いほど価値が高いということを知りません。
そのため、愛からは遠い悪事を企むのです。
愛に近いほど価値があるということ知っているのであれば、悪事を企むことはしません。
それは、誰であっても価値を求めているからです。
悪事を働くことによって得られるのは、表面的な偽の価値です。
悪事によって人を騙すことによっては、多くの財産が得られるでしょう。
他人から財産を騙し取ることによって、悪人は栄えることができるのです。
しかし、あなたは考えなければなりません。
有り余るほどの財産を手に入れたとして、それによって魂が満たされるのでしょうか?
財産によって、魂の情熱が満足するのでしょうか?
悪事を働くことで、本当に幸福が得られるのでしょうか?
多くの人は浅知恵によって選択します。
そして、目の前の利益を貪り、本物の価値を理解することも無いのです。
美しい魂にこそ価値があるということを知るのであれば、何があろうともそれを守ろうとするでしょう。
人は価値を全力で守るのです。
善人であれ、悪人であれ、価値を守ります。
あなたは本物の価値が何であるのかを考えましょう。
その見当が間違っているのであれば、人は苦しみを得ることになるのです。
豊かな人生を求めているのであれば、本物の価値を理解しておく必要があります。
それが毒であると理解するのであれば、飲み込むことは無いでしょう。
しかし、それが薬だと思っているのであれば、毒であろうとも積極的に飲み込むことになるのです。
何が本物の価値であるのかを見極めることが重要であるのです。
あなたは美しい魂にこそ価値があるということを理解しましょう。
人の本質は魂であるのです。
そのことを忘れてはならないのです。
人は生まれ変わるのです。
何度も人生を生きます。
その中で自らを成長させるのです。
その仕組みを受け入れない者は、唯物的な価値を追い求め、そのために魂を売るでしょう。
物を手に入れるために人を騙し、悪銭によって人生を飾るのです。
そのような人生に何の価値があるというのでしょう?
あなたが本当の価値、本当の人生の豊かさや幸福を求めているのであれば、人の本質が魂であるということを覚えておきましょう。
本当に大切なものは目には映らないものであるのです。
強欲に生きたところで、何の喜びがあるのでしょうか?
そこには、恐怖と怒りが溢れ、争いによる消耗が待っているのです。
それが本当に豊かであったり、幸福であるのでしょうか?
あなたは深く考えなければなりません。
どのような理由があろうとも、魂を売ってはなりません。
魂が美しいことが最大の価値です。
常識という名の偏見に捉われた人間には、この考えを理解することは難しいでしょう。
しかし、これを覚えておかなければなりません。
人生の随所(ずいしょ)にこの言葉の答えが隠されています。
大切なものは目には映りません。
注意深く見なければなりません。
魂を磨き、その美しさを高めましょう。