人生とは、欲望との闘いです。
	人は欲望と闘わなければなりません。
	そして、その欲望に打ち勝ち、志を果たさなければならないのです。
	多くの人は欲望に溺れます。
	教育や宗教、政治や情報によって、多くの人は欲望に飲み込まれてしまうのです。
	そして、欲望に溺れることが普通であり、常識的な考えだと思わされます。
	志を以て生きることや、夢を追いかけて生きること、人が優しさの中で生きること、このような人としての大切な生き方を嘲笑(あざわら)うような風潮までもが確立されようとしているのです。
	あなたは志を以て生きていますか?
	あなたには夢がありますか?
	それ等を実現するために何をしていますか?
	あなたは優しく生きているでしょうか?
	多くの人が志を掲げることもなく、実現したい夢もなく、恐怖と怒りの中で生きているのが現状なのです。
	それは、欲望という心の穴を簡単に埋めてくれる(と思わせる)力があるからなのです。
	欲望に突き動かされることによって、人は何かを得ます。
	それは、お金であったり、物であったり、地位あったりするでしょう。
	しかし、欲望は破滅的な感情が導き出す欲求なのです。
	欲望に従って得るものには、苦しみの原因が隠されているのです。
	欲望に従えば、利己的な判断となります。
	利己的に行うのであれば、そこには犠牲が生まれ、争いが導かれるのです。
	争いによって得られるものは苦しみ以外の何ものでもないのです。
	争いは苦しみ以外の何も生み出さないのです。
	そのために、人は争ってはならないのです。
	互いに支え合って、幸福を生み出す必要があるのです。
	欲望に従う者が互いに支え合うことはありません。
	欲望は利己的な利益を満たそうとする考えでしかないからです。
	そのため、欲望に従いながら、幸福を得ようとすることは不可能なのです。
	人生の豊かさや幸福を得たいと考えているのであれば、人は欲望を拒絶し、志を以て生きなければならないということなのです。
	志を抱き、夢を描き、優しさを大切に生きている人が、争いを生み出すでしょうか?
	志を抱くこともなく、夢を描く力もなく、恐怖と怒りに縛られて生きる人こそが、争いを生み出すのです。
	あなたはこの事実に気が付かなければなりません。
	人は志を抱き、夢を追いかけ、優しく生きなければならないのです。
	志を抱いているだけでも不足しています。
	夢を描いているだけでも不足しています。
	優しいだけでも不足しているのです。
	欲望に負けることのない強い心の持ち主でなければならないのです。
	人生とは欲望との闘いなのです。
	弱い心に従って欲望に飲み込まれるのであれば、人は争いに巻き込まれて苦しみの中に生きるようになるでしょう。
	志や夢や優しさの求めるものは、欲望によっては満たされません。
	欲望は利己的な考えであり、犠牲が付き物であるからです。
	志や夢や優しさの求める欲求とは、協力(利他)的な考えであり、主体的には他人のためのものであり、客体(きゃくたい)的に自分のためになるのです。
	志や夢や優しさは、自分のためのものではありません。
	人が志や夢や優しさを掲げる時には、自分勝手には考えないのです。
	誰かや何かのための使命感として、志や夢や優しさが導き出されるのです。
	本当に誰かや何かのために生きることのない者には、志や夢や優しさは導かれません。
	もう一度聞きます。
	あなたは志を以て生きていますか?
	あなたには夢がありますか?
	それ等を実現するために何をしていますか?
	あなたは優しく生きているでしょうか?
	この問いに対してポジティブに答えることができるのであれば、あなたは欲望に飲み込まれずに生きているでしょう。
	しかし、この問いに対してポジティブに答えることができないのであれば、欲望に飲み込まれ、争いの中に苦しんでいるでしょう。
	人は欲望に打ち勝たなければなりません。
	あなたは常に自分の内に存在する利己的な欲望と闘い、それに飲み込まれないように気を付けておきましょう。
	志と夢と優しさを以て生きましょう。
	人生は素晴らしい世界です。
	欲望が複雑に絡み合っていますが、その網に捕われてはなりません。
	
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