人生とは、人の願望の産物です。
	それは、願望によって成ります。
	願望とは、心の欲求です。
	人生は、心の欲求の結果であるということを知りましょう。
	すべての人生は、心によって成ります。
	どのような人の人生も、心を無視することはできません。
	あなたの人生も、心の欲求によって実現しているのです。
	どのような人も願望を所有します。
	人は、その願望に従って選択するのです。
	それは行動を導き、状況という結果を実現させるのです。
	あなたも心の結果である人生を受け取っているのです。
	心とは、霊体の心と肉体の心の大きく分けて二つの種類があります。
	心とは、決して一つのものではありません。
	それは、人の中に幾つも存在しているのです。
	大きく分けて、人は霊体の持つ心と、肉体の持つ心の二つによって動かされているのです。
	肉体の心とは本能のことです。
	それは、生命活動を支えます。
	多くの人の従う願望は、肉体の心によって生じているのです。
	本能的な欲求は、肉体の心によってもたらされます。
	それは、睡眠欲、食欲、性欲・・・
	このような基本的生存本能を示すのです。
	肉体の心は、肉体を大切に扱います。
	それに従うということは、肉体の維持に力を注ぐことになるのです。
	多くの人が従っているのが、肉体の心なのです。
	多くの人は生存本能を満たしてさえいれば、それで良いのです。
	多くの人は、睡眠欲、食欲、性欲などの基本的生存本能が満たされることを幸いとしています。
	衣食住などの生活の基本が満たされていれば文句はありません。
	そして、その延長に幸福を見ているのです。
	より長く、深く眠ること。
	沢山の贅沢な食事を摂ること。
	異性を貪(むさぼ)ることが、より良くなることに喜びを感じているのです。
	それ等の欲求がより良くなることを幸福としているのです。
	しかし、本当にそうでしょうか?
	肉体の心を満たしたところで、あなたは本当に満足することができるのでしょうか?
	満足する(と思い込んでいる)のは、あなたの肉体だけではないでしょうか?
	睡眠欲、食欲、性欲を十分に満たすことによって、あなたの霊体の心が満たされるでしょうか?
	残念ながら、そのようなことはないでしょう。
	肉体の心をどれだけ満たしても虚しいのです。
	残念ながら、そこに霊体の心の喜びは存在しないのです。
	肉体の心は幼稚です。
	それは、人を下品にします。
	しかし、多くの人は下品です。
	長い眠りを好み、贅沢な食事と異性を貪ることを喜びとしているのです。
	そのような下品な生き方が、人を満足させることはないのです。
	それ等の欲求は、人の品性を低下させるのです。
	人は”獣”のように生きてはなりません。
	あなたは肉体ではありません。
	肉体の心に支配されてはなりません。
	この世界には、肉体の心に従う人が多いのです。
	それは、幼稚な行為を導きます。
	あなたは世界を見ましょう。
	そうすれば、この世界が幼稚な願望によって築かれているということを理解するでしょう。
	多くの人は幼稚な願望を実現するために努力を続けています。
	努力は実を結びますが、幼稚な願望の成果を得たとしても、あなたが満たされることはないのです。
	寝ても覚めれば、また睡眠を欲するのです。
	食べてもまた腹が減るのです。
	性を貪っても、またすぐに欲しくなるのです。
	いつまで経っても満たされない欲求は、幼さの選ぶところなのです。
	子どもは満足しません。
	すぐに欲します。
	肉体も同じです。
	あなたは、肉体の心、霊体の心の両方を大切にしましょう。
	基本的生存本能を大切にすることは良いことですが、それ以外の欲求を大切にしてみましょう。
	そうすれば、あなたは幼稚な世界から離れ、高尚な願望のために働くようになるでしょう。
	
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