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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2016年4月7日木曜日

システム(4/5の記事です)

人は、体系的な存在です。
それは、体系を保持します。
人は同じことを繰り返すのです。
それは、人には繰り返しの作業が必要であるからです。
繰り返すことによって、人は理解を深めることができます。
繰り返すことがなければ、理解を深めることはできません。
それは、どのような本質も奥深いものであるからです。
その奥深さを理解するには、何度も繰り返して学ぶ必要があるのです。
どのような人も一度や二度では本質を得ることはできません。
そのため、人は繰り返すのが”普通”なのです。
この繰り返す作業が、人を体系的な存在にしているのです。
それは、大切な性質です。
繰り返すことがなければ、理解を得ることができず、理解を得ることができなければ、成長することができないからです。
人生の目的は成長にあります。
すべての人が成長を実現する必要があるのです。
そのため、繰り返して学ぶことは重要です。
しかし、既(すで)に学んだことを繰り返す必要はありません。
学びを得た(理解した)のであれば、それを繰り返す必要はないのです。
しかし、人は体系的な存在です。
そのため、既に学び終えている事柄に対しても、習慣として保持してしまうのです。
しかし、そこには新たな学びはありません。
学び終えた事柄を繰り返しているのであれば、苦悩が導かれてしまうのです。
それは、鍋を煮込むようなものなのです。
鍋は煮込み過ぎれば味を損ないます。
美味しく食べるためには、美味しいところで火から降ろさなければならないのです。
学び終えるということは、料理の完成のようなものです。
それ以上煮込めば、口に苦(にが)くなるのです。
学び終えた事柄を習慣として継続してはならないのです。
美味しくない料理を食べるのは苦しいものなのです。
学ぶ必要の無い学びを得ることは、あなたの心に苦いのです。
多くの人は惰性的(だせいてき)に生きています。
プログラミングされた価値観に従って思考し、行為するのです。
人が苦しんでいるのは、煮詰まっているからです。
それは、味の無い食材を噛み続けるようなものなのです。
人は不要な繰り返しを断ち切らなければなりません。
不要な繰り返しとは、あなたに苦悩をもたらす習慣のことです。
それが苦しいからといって不要であるとは限りません。
苦しいながらも発見(学び)があれば、それは必要な繰り返しなのです。
しかし、何の発見も無いのに続けているのであれば、それは不要な繰り返しの可能性が高いのです。
あなたは自分が体系的な存在であるということを理解しましょう。
人は原因に従って行為します。
原因とは価値観のことです。
あなたは、あなたが価値のあると思うものに従って選択するのです。
あなたの成長段階によって、何に価値を見出すのかは異なります。
成長すると共に、価値観も変わるのです。
価値観とは、システムのことです。
人は価値観というシステムに制御されているのです。
これに逆らうことは簡単ではありません。
人の興味関心は、価値観を出ることはありません。
それは、子どもに哲学の話をしても興味を示さず、大人に絵本を勧(すす)めても喜ばないようにです。
子どもは絵本を好み、大人は哲学を好むのです。
それは、そのような価値観というシステムを所有しているからなのです。
あなたは、努力によってシステムを書き換えることができます。
そのためには、目の前のことを懸命に学ばなければなりません。
懸命に学べば、学び終えるのが早くなるのです。
そうすれば、システムは書き換えられ、あなたは最早(もはや)それに興味を抱かなくなるでしょう。
そして、不毛に繰り返す必要もなくなるのです。
繰り返す必要のない事柄を繰り返してはなりません。
新たな学びに挑むのです。
そこには、多くの発見と、大きな喜びがあるでしょう。

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