人は、人生の主を知らなければなりません。
それは、人生が主によって決められているからです。
雇われ人が雇い主に逆らうことはできません。
どのような事柄であっても、雇われ人は雇い主に従わなければならないのです。
人生の雇われ人であるあなたは、その主に従わなければなりません。
人生において、あなたはそれを好きにすることはできません。
それは、あなたが雇われ人であることを意味するものであり、雇い主ではないということを知らせています。
あなたが人生を好き勝手にすることができるというのであれば、あなたが人生の主であることには間違いありません。
しかし、あなたには人生を好き勝ったにすることは許されていないのです。
あなたは人生の雇われ人であるということを自覚しましょう。
人生は決して、あなたの思い通りには進みません。
それは、あなたが雇われ人であるからです。
あなたの人生を決めているのは誰でしょうか?
厳密には、人生はあなたの意思以外の何かが決めているのです。
それは、あなたの主となる存在です。
それは、あなたの魂なのです。
人の本質は魂です。
魂は生まれ変わって人生を体験しています。
人生とは、魂の所有物であるのです。
それは、あなたのものではありません。
魂は、自らを向上させるために人生を経験します。
それは、熱した鉄から不純物を取り除くような作業です。
人生は雇われ人にとっては苦しい面もあります。
しかし、雇い主にとっては喜びなのです。
あなたにとっては苦しいことも、魂にとっては喜びであるということを知りましょう。
熱した鉄から不純物を取り除くのは簡単ではありません。
何度も熱し、何度も叩き、何度も冷やし、何度も熱し・・・
それは、骨の折れる仕事なのです。
雇われ人であるあなたは、不純物を取り除く鍛冶(かじ)のようなものです。
あなたは汗水流しながら、鉄を鍛え続けなければなりません。
少しずつ、鉄から不純物を取り除かなければならないのです。
そのため、あなたは何度も同じ作業を繰り返さなければなりません。
人生に繰り返しがあるのはそのためです。
不純物が取り除かれるまでは、同じ作業が続くのです。
雇い主である魂が、その仕事を見て満足するのであれば、別の作業が与えられるのです。
あなたは、自分勝手に人生を推し進めることはできません。
雇い主である魂の許可が必要であるのです。
人は、魂に従って人生を建設します。
雇われ人が雇い主に従わなければならないように、人の行為は魂によって制限されています。
人は、魂の許しがなければ、何かを得ることはできないのです。
人の行為は、魂に制限されているのです。
魂は成長を求めています。
どのような人も、魂の学びに従わなければならないのです。
あなたは、自分勝手に行うことはできません。
人生は自分で決めるものですが、自分で決めていると思っている選択肢も、魂によるのです。
魂に必要な学びを、自分が決めていると思い込んでいるのです。
本当は魂が決めています。
しかし、あなたはそれを自分が決めていると思い込んでいるのです。
仕事は、雇い主が決めます。
雇われ人が仕事を決めるのではありません。
あなたは、人生を思い通り、自分勝手に創造することはできません。
あなたはそれを与えられるのです。
人生の主は魂です。
それは学びを必要としています。
それは、成長を欲しているのです。
人生はあなたの本質である魂が欲している経験を導きます。
それを経験することは楽しくもあり、辛くもあるのです。
しかし、そのすべてが必要であるということを覚えておきましょう。
不平不満は必要ではないのです。
感謝して学びましょう。
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