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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2016年4月28日木曜日

嘆き

人は、人生において不足しなければなりません。
人生には不足が付き物です。
不足を得ない人はいません。
どのような人物であろうとも、何かを不足しているのが”普通”なのです。
あなたは、不足を特別なものとしてはなりません。
多くの人は不足を特別なものと考えています。
そして、そこに苦悩という”特別”な感情を用いるのです。
不足していることが”普通”であるのに、どうしてそれに苦悩という”特別”な感情を用いるのでしょうか?
不足に対しても、”普通”の感情である喜びを用いれば良いのです。
人は、喜びを覚えるのが”普通”です。
”普通”人は喜んでいるのです。
気分が落ち着き、思いやりに溢れているのが”普通”なのです。
多くの人はそのことを知りません。
怒りや悲しみなどのネガティブな感情に支配され、苦悩を抱えているのが”普通”だと思い込んでいるのです。
そのため、何かしらの不足に会えば、すぐに苦悩を抱えてしまうのです。
それは、それが”普通”だと考えているためです。
多くの人とは間違った認識により、間違った常識を抱えています。
そのため、多くの人が不満を覚えているのです。
人生とは、成長の場所です。
そこでは、自らの汚れと歪みを取り除くことができます。
それを喜びと言わずになんとするのでしょうか?
成長することは、何よりも幸福なことなのです。
成長するには不足を味わう必要があります。
不足は苦悩を導きますが、成長するためにはそれが必要なのです。
不足を得ることによって、人は多くを学ぶことができます。
不足によって満ち足りるということを学ぶことができます。
不足を得なければ、何が満ち足りるという状態かを理解することができないのです。
そのため、人は不足に対して喜ぶのが”普通”なのです。
しかし、多くの人は無知を生きているために、この至極”普通”のことに気が付きません。
不足に対して苦悩することが”普通”だと考えているのです。
それは、そのように教わるからです。
人の世は、真理を誤解しています。
大抵のことが反対の解釈として理解されるのです。
喜楽は善であり、苦労は悪というようにです。
人生を生きていれば分かることですが、喜楽を選べば可能性は途絶え、苦労を選べば可能性は広がるのです。
多くの人は不足に対して嘆(なげ)いています。
しかし、良く観察してみましょう。
嘆いている者が不足しているのです。
無知な者の過ちは、不足を苦しむということなのです。
例えば、お金に困っている者は、お金が不足していることを嘆いています。
しかし、お金に困っていない者は、お金に不足しているとは嘆かないのです。
これを”普通”のことだと思ったのであれば、あなたは無知な者でしょう。
お金に不足していない者が嘆かないのではありません。
嘆かないから不足しないのです。
この考え方の違いを理解しなければなりません。
この世界には因果の仕組みが存在しているのです。
原因はあなた自身にあり、結果は状況に反映されます。
あなたの思考や感情こそが原因です。
結果があって、原因があるのではありません。
例えば、お金という結果があって、心境という原因があるのではないのです。
お金を所有するという状況は、心境の副産物に過ぎないということを覚えておきましょう。
(お金を多く持てば優れているという意味ではありません。寧ろ反対です。愚か者は金銭に戯(たわむ)れるでしょう)
すべては、意識によって始まるのです。
あなたが不足に対して嘆く程、苦悩が続くということを覚えておきましょう。
苦悩を得たくなければ、嘆くことをやめましょう。
ただそれだけのことです。

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