あなたは豊かさを目指さなければなりません。
	すべての存在は豊かにあるべきです。
	どのような存在も、乏しさに苦しんでいてはなりません。
	豊かさとは成長によって導かれます。
	人生は、その人の成長段階に従って築かれるのです。
	そのため、導かれる目の前の状況は、その人の成長段階に相応しいということを覚えておきましょう。
	成長段階に相応しくない状況は導かれません。
	そのような人生を生きることもできないのです。
	あなたが乏しいと感じるのであれば、成長する必要があるということなのです。
	どれだけの努力をしようとも、どのような方法を用いようとも、人生が豊かさを得ることはありません。
	あなたが成長することがなければ、人生が変わることは有り得ないのです。
	あなたは心を成長させなければなりません。
	それは、魂の成長に繋がります。
	心を成長させるためには、それを純粋なものにすれば良いだけです。
	純粋な心とは、非我(ひが)に根差した心のことです。
	それは、自我には根差しません。
	非我とは、自己を取り除いたすべてのことです。
	多くの人は自我という人格を所有しています。
	それは、魂の汚れであり、自分中心の思想を導きます。
	人は、人生にそれを清めるために存在しているのです。
	そのため、自我に捕らわれ、自分勝手に振る舞う者は乏しさを得ます。
	その精神が幼いほど、人は自分勝手な振る舞いを選択するのです。
	幼い心であるほど、自分を中心とした狭い視野しか持つことができないのです。
	幼い子どもは、我が儘(わがまま)を通そうとするでしょう。
	精神の成長と共に、我が儘を恥じるようになるのです。
	それは、経験と共に心の汚れを清めたからです。
	清めた分だけ、心は軽くなり、不足を訴える必要を失うのです。
	幼い子どもは不足を訴えているに過ぎません。
	我が儘に振る舞う人は、不足しているのです。
	それを満たそうと必死なのです。
	ただ、それだけです。
	満たされると穏やかさを得るでしょう。
	それが、豊かさというものです。
	多くの人は不足しています。
	そのために、自分勝手に振る舞うのです。
	多くの人は不足しているために、見返りを求めます。
	保証を得ることが約束されなければ不安なのです。
	乏しさに苦しんでいる者の特徴は、不安であるということです。
	この人生において不安を抱えている者ほど、乏しさを抱えているということを知りましょう。
	成長することによって、人が不安を抱えることはなくなります。
	純粋な心ほど、不安を所有する必要がないのです。
	それは、満たされているからです。
	あなたは見返りを求めてはなりません。
	見返りを求めずに行いましょう。
	あなたが豊かさを得るためには、良心からの施(ほどこ)しを受ける必要があるのです。
	相手が、あなたに与えたいと思うものを受け取るのです。
	あなたが欲するものを受け取るのではありません。
	盗人は人々に拒(こば)まれます。
	自ら欲する者は、人々に退けられるのです。
	あなたは自我に根差してはなりません。
	それは、乏しい道です。
	見返りを求めて行ってはなりません。
	それは、乏しい道です。
	純粋に行いましょう。
	それは、豊かな道なのです。
	非我に根差し、見返りを求めずに行いましょう。
	そうすれば、相手はあなたに与えたいと思うものを、良心に従って施すでしょう。
	良心からの施しは、正統な富であるということを覚えておきましょう。
	
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