時間とは、すべての人に与えられる共通の価値です。
すべての人に時間が与えられます。
すべての人が時間を扱うことができるのです。
時間を持たない人はいません。
時間を扱うことのできない人はいないのです。
それは、誰にとっても最高の価値であり、最高の宝なのです。
しかし、人によって時間の価値は異なります。
同じ長さの時間であっても、人によってその価値は変わるのです。
一秒を貴重だと考える人がいます。
一日を疎(おろそ)かに過ごす人がいます。
それぞれに、与えられる時間は同じものです。
しかし、その価値を決めるのはその人次第なのです。
同じものが与えられますが、その価値を決める(引き出す)のはそれぞれです。
一秒を大きなものにする人があれば、一日を小さなものにする人があります。
時間は本来は同じものですが、人の手に渡った瞬間に違う価値を生み出すのです。
あなたは時間をどのように扱っているでしょうか?
あなたは一秒にどのような価値を定めますか?
あなたにとって時間とは、どれ程の価値を持つものでしょうか?
時間が有り余っていると思いますか?
時間が足りないと思いますか?
時間は無駄だと思いますか?
時間は貴重だと思いますか?
目的、目標を持つ者にとって、時間とは価値の高いものになるでしょう。
しかし、目的、目標を持たない者にとってそれは、価値の低いものになるのです。
立場によって、価値は変わります。
それは、時間に限ったことではありません。
すべての事柄に関して、その立場が重要になるのです。
同じものを所有していても、その価値を決めるのはあなたです。
あなたは価値を見出すことができるでしょうか?
時間を無駄にする人がいます。
何の目的も、目標もなく、時間を浪費する人がいるのです。
本当にそれで良いと思いますか?
戯(たわむ)れに時を過ごすことによって、あなたは満足を得らえるのですか?
怠慢(たいまん)や傲慢(ごうまん)によって時間を過ごしてはなりません。
あなたは時間という価値を与えられているのです。
その価値を有効利用する必要があるのです。
後悔は先には立ちません。
そのため、あなたは常に現状を俯瞰(ふかん)する必要があるのです。
あなたには人生の目的があるのです。
それは、人それぞれに違いますが、それぞれが明確に所有しています。
あなたはそれを知っていますか?
何のために生きているのですか?
何のために時間が与えられているのでしょうか?
その答えを知らないにしても、時間を有効活用するように努めなければなりません。
間違っていたとしても、努めることによって後悔を避けることはできます。
良いも悪いも、存在しないのです。
ただ、時間を無駄に過ごすことを避けなければなりません。
何かに対して懸命に努めているのであれば、あなたが”損”をすることはありません。
しかし、時間を無駄にしているのであれば、”損”は避けられないのです。
時間を大切に扱いましょう。
あなたと同じように、他人も時間を所有しています。
他人の時間を尊重しましょう。
自分勝手に相手の時間を奪ってはなりません。
それぞれが人生の目的に目覚め、時間を有効活用するように努めるのです。
努力する必要があります。
先ずは、一人の時間を充実させるように努めましょう。
一人の時間を充実させることすらできない者には、他人との時間を充実させることなどできないからです。
他人に依存するということは、他人の時間を奪う行為であるということを覚えておきましょう。
互いに奪い合ってはなりません。
互いが与え合わなければならないのです。
与えられた時間を大切にしましょう。