これは、あなたの人生です。
	あなたは、あなたの人生を生きるのです。
	決して他人の人生を生きることはありません。
	それは、他人の生きるべき人生だからです。
	それぞれの人生には、それぞれのドラマが存在しています。
	それは、それぞれに対する必要に違いがあるからです。
	人生における必要とは、それを生きる者への学びです。
	人生の主人公であるあなたは、あなたの学びを得ることになるのです。
	他人の学びを、あなたが受けることはありません。
	あなたの人生の学びは、あなたにとって必要であり、あなたの成長のために導かれる最善であるのです。
	しかし、多くの人には誤解があります。
	人生における様々な状況は、自分には相応しくないと考えるのです。
	それは、目の前の状況が自分自身に結び付かないという状態があるからです。
	あなたは人生について考えているでしょうか?
	あなたは何のために生きているのでしょうか?
	あなたが人生について考えることがなければ、目の前の状況が自分自身に結び付くということは難しいのです。
	人生を観察すれば、それは、自分自身に深く関連しているということを理解することができるでしょう。
	何一つとして無駄なものはありません。
	理解すること、結び付けることができないだけで、それ等の状況はあなたに深く関連している事柄であるのです。
	あなたはあなたの人生を生きています。
	あなたに生じる問題は、他人には生じません。
	あなたの抱える苦しみを他人が抱えることはありません。
	あなたの知っている喜びを他人は知りません。
	それは、人生がそれぞれに与えられた独自のものであるということを証明しているのです。
	しかし、多くの人は自分の受ける学びと、他人の受ける学びを混同します。
	自分に起きていることは、他人にも起き(てい)るはずだと考えているのです。
	しかし、そのようなことはありません。
	似ている状況は存在しますが、同じものはありません。
	この区別を明確に理解する必要があるのです。
	これはあなたの人生であり、あれは他人の人生なのです。
	それは似ているように見えても、全くの別物なのです。
	そのため、他人の事柄を自分のことのように、起きる前から心配する必要はないのです。
	あなたはあなたのために、その学びを受けます。
	人生という結果は、あなたの心(厳密には霊魂)という原因によって導かれるのです。
	そのため、あなたは自分の心を生きることになります。
	振り返ってみましょう。
	そうすれば、そこに明確な因果の仕組みの働きを理解することができるはずです。
	分かり易く導かれている状況もあれば、そうではない状況もあります。
	しかし、それが自分にとって相応しい状況であるということを、いつかは理解することができるはずです。
	あなたは、人生において自分の心を生きるということを覚えておかなければなりません。
	あなたの心に存在しない学びを受けることはありません。
	あなたは、自分の心以外を生きることはできないのです。
	人が人生において改善すべきことがあるとするなら、それは心を見つめ改めることです。
	それ以外の方法は本質を得ません。
	多くの人は心の重要性を忘れています。
	人生は”物”ではないのです。
	それを数値化することはできません。
	”正しい生き方”というものを、あなたは知っていますか?
	人類の英知はそれを答えてくれるでしょうか?
	大抵の人が1+1が2であるということは答えられます。
	それは、それが正しいと教えられたからです。
	実際に1+1を使い、人は自然界においていくらかの自由を得ました。
	しかし、それは本当に正しい答えなのでしょうか?
	1+1がなぜ2という答えを有するのか?を考えましょう。
	それと同じように人生というものを考えてみましょう。
	正しい生き方とは何でしょうか?
	そのようなものは存在するのでしょうか?
	他人と比較することができるのでしょうか?
	さて、人生とは何でしょうか?
	
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