人は樹木に似ています。
それは、根を張り、幹を太らせ、枝を伸ばし、葉を茂らせ、花を咲かせ、果実を付けます。
人の根は魂です。
幹は肉体です。
枝は志です。
葉は知識です。
花は知恵です。
果実は成果です。
魂と肉体と志と知識と知恵と成果を以て、それは人を成すのです。
あなたはこれ等を蔑(ないがし)ろにしてはなりません。
あなたの根幹を成す魂と肉体を忘れてはなりません。
魂と肉体を大切にすることなく、人生を豊かなものにすることはできないのです。
魂は真理という大地に根差しています。
人は真理と離れてはなりません。
人が真理と離れることがなければ、魂は肉体に対して多くの栄養(力)を与えることができるのです。
根が張るほど、幹は太ります。
魂が真理と共にある時、肉体は健全を得ます。
それは、精神(心)と肉体(臓器)を良く働かせるのです。
肉体が働くことによって、志の枝が伸びます。
健全なる肉体を有しなければ、志の枝が伸びることはありません。
太い幹ほど、太い枝を有することができるのです。
健全なる肉体は、強い(大きな)志を育むのです。
それは、多くの知識の葉を茂らせます。
志を実現するためには、多くの知識が必要なのです。
知識が足りなければ、志を果たすことはできないからです。
多くの葉は、多くの花を導くでしょう。
知識の量によって、知恵の数は決まります。
知識の量に比例して、知恵の数は決まるのです。
しかし、すべての知識が知恵に結び付くとは限りません。
知識量を超える知恵は存在しません。
知恵とは、知識の範囲内にとどまるということを覚えておきましょう。
知恵の花は、成果の果実へと結び付きます。
ただし、すべての花が果実を付ける訳ではありません。
その知恵が人や社会や世界に貢献した時にこそ、成果として現れるのです。
即(すなわ)ち、花は昆虫や鳥などに貢献しなければ、果実を得ることが難しいのです。
真理の大地に落ちた果実は、やがて新たな芽吹きをもたらします。
それは、人が生み出した成果が、新たな時代を作ることと同じなのです。
そうやって、豊かさが増すのです。
すべての状態(能力)が機能しなければ、豊かな人生を築くことはできません。
根が弱くても、幹が弱くても、枝が弱くても、葉が弱くても、花が弱くても、果実が弱くてもなりません。
あなたは真理を意識し、魂を充実させましょう。
肉体を理解し、健全さを実現しましょう。
志を忘れず、挑戦し続けましょう。
知識を得ることを目的としなければなりません。
知恵を持つことは最高の喜びです。
成果は人を幸福にするでしょう。
現状のあなたは、どのような状態にありますか?
自分自身の状態を確認する必要があるでしょう。
人生が成果を結ばないのであれば、どこかにその原因があるのです。
それを逆算しなければなりません。
どこかに弱ってる部分があるはずなのです。
人生の幸福(意義)は人それぞれですが、それぞれが成果を実現しなければなりません。
林檎は林檎の果実を付け、蜜柑(みかん)は蜜柑の果実を付けなければなりません。
根も、幹も、枝も、葉も、花も、果実も違う姿ではありますが、違いを恐れてはなりません。
林檎は林檎、蜜柑は蜜柑で良いのです。
それぞれの幸福を実現させましょう。
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