人生とは”物作り”です。
すべての存在は功績を遺します。
すべての行為が何かを生み出します。
それが、世界を豊かなものにしていくのです。
世界を豊かなものにするためには、良いものを作らなければなりません。
どのような存在も、良いものを作れば豊かさを得られるのです。
良いものを作ることは、貢献に繋がります。
貢献するということは、役に立つということです。
役に立つ者を蔑(ないがし)ろにする者はいません。
役に立つ者は、どのような存在からも賞賛(しょうさん)され、歓迎されるのです。
役に立っていれば、豊かさが導かれます。
豊かさを実現するためには、すべての存在が互いに貢献し合う必要があるのです。
貢献することを忘れた者は、破滅を導きます。
それは、不調和を導き、”繋がり”を分断します。
”繋がり”の分断は非生産的です。
そこには良いものは生まれないのです。
良いものが生まれなければ、豊かさは実現しないのです。
あなたは常に良いものを生み出そうと努めなければなりません。
良い物作りをしなければならないのです。
良いものを作るためには、情熱と知識と技術が必要です。
この内のどれが欠けても、良いものを作ることはできないのです。
多くの人は妥協(だきょう)を許します。
妥協しても、ある程度のものを作ることはできます。
しかしながら、それは可能性の無い粗悪(そあく)なものなのです。
懸命に努力して、ある程度のものを作ることとは違うのです。
懸命に努力して生み出されたものには、可能性があるのです。
しかし、妥協した瞬間から破滅に向かうのです。
それは、ひび割れのように少しずつ広がっていきます。
ひびは気付かぬ内に全体に広がり、気が付いた時には崩壊が始まっているのです。
その時には遅いのです。
あなたは妥協することなく、情熱を以て知識と技術を磨き続けなければならないのです。
すべては、良いものを作るためです。
良いものによって、世界は豊かさを得るのです。
そして、その後にあなたは豊かさを得るでしょう。
良いものとは、独り善(よ)がりのものではありません。
貢献することが条件です。
貢献することがなければ、良いものではないのです。
しかし、すべてに貢献することはできません。
それは、”繋がり”によって全体が構成されているからです。
個は、別の個と繋がっています。
別の個は、それとは別の個と繋がっています。
そのため、あなたが貢献することができるのは、隣り合う個に対してなのです。
その時に、直接的な”繋がり”の無い個に対して、多くの人は理解を示しません。
全体としては繋がっているものの、直接的には繋がりを持たないために、理解することが難しいのです。
そのため、否定を用いることがあります。
「すべては一つ」ではあれど、そのことを理解することができないのです。
そのため、理解することができる範囲を大切に扱い、理解することができない範囲を蔑ろに扱うようになります。
その結果として、多様性が失われるのです。
一種類の樹木しか生えていない山は乏しいのです。
それは、その樹木に直接的な繋がりを持つ動植物や微生物しか生活することができないからです。
多様性を失った環境は、必ず滅びるということを覚えておきましょう。
人間社会も自然界も同じことです。
多様性を失った社会に可能性はありません。
それは、乏しくなる一方です。
やがては滅びてしまうでしょう。
あなたは、理解することができないからといって、安易に否定してはなりません。
虫が嫌いだからといって、毒を撒いてはなりません。
土(土壌微生物の社会)が死ねば、植物も死ぬのです。
植物が死ねば、あなたも死ぬのです。
良く考えなければなりません。
良いものを作らなければならないのです。
情熱と知識と技術の向上に邁進(まいしん)しましょう。
人生が”物作り”であるということを忘れてはなりません。
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