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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2016年6月26日日曜日

共生の道

あなたは、共存の方法を探さなければなりません。
それは、共生の道です。
それぞれが互いに支え合い、影響し合い、高め合う関係を築く必要があるのです。
協力関係を結ばなければ、衰退が導かれます。
対立関係を結んでいるのであれば、分裂は必至なのです。
分裂するのに、どうして豊かさを実現することができるのでしょうか?
互いに協力しなければ、豊かさを実現することなどできないのです。
それは、一つの市場を多数の業者が奪い合うようなものです。
一つの市場を奪い合えば、対立関係が生じます。
それは、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しているように映るかもしれません。
しかし、その本質は対立による争いであり、互いに消耗する以外に道はないのです。
強いものが勝ち、弱いものが負けます。
一つの市場は強いものが独占し、弱いものは退かなければならないのです。
それは豊かさを導くのでしょうか?
優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)が豊かさの形なのでしょうか?
それでは、豊かさとは勝者だけの限定的なものとなってしまうのです。
優劣によって上下関係を強いる方法によっては、豊かさは導かれません。
それは、優れている状態を担おうとする者はいても、劣っている状態を担おうとする者がいなくなるからです。
給料が高い職業が優れていて、低い職業が劣っているのでしょうか?
一つの市場においては、様々な役割が必要なのではないのですか?
それぞれが、それぞれの役割を担う必要があるのです。
多様性が実現しなければ、豊かさは実現しないのです。
生産業が劣っているとして放棄するのであれば、暮らしは成り立たないのです。
何を以て優劣とするのか?ということを考えなければならないのです。
仕事は争いではありません。
市場を奪い合う必要はないのです。
それぞれがそれぞれの役割を担い、共存共栄すれば良いのです。
奪い合うために不足するのです。
不足するために乏しさは来るのです。
何事においても、共生の道を進まなければなりません。
誰かや何かを犠牲にして得られる豊かさなど、偽りであるのです。
偽りの豊かさを喜んでいれば、後に苦しむことになります。
自分勝手な欲を捨てることによって、相手に対する配慮が生まれます。
それぞれが相手を配慮すれば、共生の道が開けるのです。
奪い合うことによって豊かさが得られるということはありません。
あなたは騙(だま)されてはなりません。
奪い合うこと、対立することに益があると教えるのは、自分勝手な欲に根差した人だけであるのです。
そのような人は、不調和をもたらします。
それは、不自然なのです。
自然とは調和です。
すべてが調和している状態こそが、豊かさを導くのです。
不調和を所有しているのであれば、乏しさが導かれるのです。
一つの市場を奪い合う経済体系がもたらすものは発展ですか?
それとも、衰退でしょうか?
よく考えてみましょう。
家族が憎しみ合うのであれば、家庭は崩壊します。
家族が慈(いつく)しみ合うのであれば、家庭は栄えるのです。
家庭も社会も同じことです。
競争社会ではないのです。
優勝劣敗によっては、傾(かたむ)くということを覚えておきましょう。
樹木、動物、昆虫、微生物は、それぞれの仕事を果たします。
これ等が同じ仕事を求めればどうなるでしょうか?
そこには不調和が生じることになるのです。
樹木は樹木の仕事、動物は動物の仕事、昆虫は昆虫の仕事、微生物は微生物の仕事。
それぞれが役割を分担することによって調和を実現し、豊かな自然環境が導かれるのです。
あなたは自分の役割を見失ってはなりません。
自分の役割を果たすことによって、共生の道を進みましょう。
それぞれが収まりの良い状態があるはずです。
それが、分(ぶん)を弁(わきま)えるということなのです。
”自分”を知り、自分の役割を知りましょう。
相手を知り、相手の役割を知りましょう。
そうすれば、共生の道が開けるのです。

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