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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2016年6月20日月曜日

知の種

あなたは知の種を蒔(ま)かなければなりません。
知の種は、地を潤します。
それは、乾いた地面に潤いをもたらすのです。
知が失われた地面は潤いを失い、乾いて固くなります。
それは、乏しい土地となるのです。
知とは、草木のことです。
草木は地面に落ち、地中に根を伸ばします。
根は地中を進み、深く耕(たがや)すのです。
乏しい土地には雨が浸み込みません。
それは、土が固まっているために雨の侵入することができないのです。
耕された大地には雨が侵入することができます。
根が水を地中へと運ぶのです。
そして、根によって水が地中に止まります。
土が水を保てば、そこには微生物が住み着きます。
微生物は草木を食べて栄えます。
微生物は昆虫を呼び、昆虫は動物を呼び、生態系が実現するのです。
それが、豊かさであるのです。
荒地となった土地に豊かさを探すことはできません。
そこには苦悩があるのです。
あなたの所有する土地には豊かさがあるでしょうか?
多くの人は間違った方法によって、土地を荒らしています。
草木の生えていない土地を作るのです。
それは、知識に乏しい人や人生のことです。
知識とは、一つ一つの草木であるのです。
様々な種類の草木によって、豊かな生態系が営まれます。
草木の種類が多い方が、多くの微生物、昆虫、動物を養うことができるのです。
知識は広く、深い方が豊かな人や人生となります。
それは、根が広く、深い方が土地が耕されるからです。
草だけでは、土の表面を耕すに過ぎません。
木は土の深くまで根を伸ばし、より多くの水を送り、保つのです。
森の土が乾くことはありません。
草木の覆われている土地が荒れることはないのです。
木を倒し、草を刈るために、土地が荒れるということを理解しましょう。
知識を蔑(ないがし)ろにする人がいます。
自然界は懸命に草木を植えています。
しかし、人は自分の心や人生に、自力で知の種を蒔かなければならないのです。
何かが勝手に豊かとなることはありません。
この世界には、必ず原因と結果が存在しているのです。
種が蒔かれなければ、森は生じないのです。
あなたは知を求めなければなりません。
知の種を蒔き、豊かな土地を手に入れましょう。
一粒の種は、数十、数百の種をもたらします。
あなたが何かを知れば、その数十、数百倍の知識を得ることができるのです。
森はあなたを生かしますが、荒地はあなたを殺します。
知識に乏しい者がどうして幸福を得られるのでしょうか?
森に生きる者が豊かに暮らすのです。
あなたは今すぐに森に出向き、知の種を習得しましょう。
どのような種でも構いません。
すべての種が豊かさに貢献します。
多い方が良いのです。
大地を耕し、潤いを保ち、多くの命を養うのです。
時間を無駄に過ごしてはなりません。
知識を得るために時間を使うのです。
虚しく生きてはなりません。
荒地を喜んではなりません。
多くの人は荒地を喜びます。
無理矢理に荒地に幸福を探しているのです。
皆が荒地ならば、自分の土地が荒地であっても安心しているのです。
愚かに生きてはなりません。
知の種を蒔き続けましょう。
そして、豊かに生きましょう。

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