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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2016年6月4日土曜日

荒地と森

あなたは人生を豊かなものにしなければなりません。
人生を豊かなものにするためには、人生を好きにならなければなりません。
好感を持たないものを豊かであると感じることはできません。
豊かさの根源とは、好感にあるのです。
どのようなものを得ても、好感を持てなければ豊かさを感じることはできません。
どれだけ多くのものを所有していたとしても、それを嫌悪しているのであれば、豊かさとは呼べないのです。
それを少なく所有していたとしても、好感を得れば豊かさは実現するのです。
人生において、豊かさの定義はありません。
人によって人生の在り方は違うのです。
それは、人によって価値が違うことを証(しょう)しています。
人によって違うのであるから、豊かさの形も違うのです。
人によって違うのが自然です。
違うのが自然であるにもかかわらず、同じことに価値を見出すのであれば、不自然な状態を得ることになり、結果として豊かさを得ることはできないのです。
自然界には多様性が存在しています。
多様性によって、豊かにあるのです。
一様な状態を豊かさだとは言えません。
数種類の生命による営みを見て、それを豊かであると思えるでしょうか?
荒地を豊かであるというようなものです。
多様な生命によって形成される森こそが、豊かさの象徴なのです。
人間は、それぞれに違う個性を与えられています。
一つとして同じ個性はありません。
それは、多様性を実現するためです。
しかしながら、人は自分が他人と違うことを恐れ、同じ状態に近付こうとします。
それは、砂漠を作ることになり、乏しさを導く結果に繋がるのです。
人は、それぞれに違う状態を得なければなりません。
それぞれに違うことが強さなのです。
誰かの真似をする必要はないのです。
自分にとって価値のある人生を生きれば良いのです。
人にはそれぞれに”分(ぶん)”というものがあります。
それは、本分であるのです。
本分とは、使命です。
人にはそれぞれに与えられた役割があるのです。
人生においては、誰もがその役割を果たさなければなりません。
しかし、それは義務ではありません。
どうするかは自分で決めることができます。
人生において豊かさを得ようとすれば、自らの仕事をしなければなりません。
それは、自分だけの仕事です。
ミミズが鳥の仕事を求めてはなりません。
ミミズはミミズの仕事を完璧に果たさなければなりません。
鳥は鳥の仕事を果たすのです。
分を弁(わきま)える必要があります。
あなたが楽しいと思えることは何ですか?
それを仕事としましょう。
あなたが楽しいと思えることが、あなたの分なのです。
好きでもないことを、何かしらの報酬を得るために行ってはなりません。
そのような仕事から得た報酬に、あなたは嫌悪し、後悔するでしょう。
あなたは自分でなければなりません。
しかし、これは自我を通せと言っているのではありません。
自分の分を弁えて、自分の仕事を果たせと言っているのです。
自分の仕事は、あなたに必要な仕事です。
そして、それは世界に必要な仕事なのです。
あなたにとって、それは楽しいのです。
もちろん、苦労は絶えません。
しかし、根本は楽しいのです。
すべての人の本分が、その人にとって楽しいのです。
すべての人が楽しいことを仕事にすれば良いのです。
それでも全体のバランスは保てます。
好きでもないことを、何かしらの報酬を得るために行っている方が、全体のバランスを崩すということを知りましょう。
人の世を荒廃させてはなりません。
豊かさを得るためには、(根本的に)楽しいこと、(根本的に)好きなことをしましょう。

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