この世界には欲望が渦巻いています。
	それは世界を吹き荒れる嵐のようです。
	すべての人が欲を持ちます。
	それは決して悪いことではありません。
	欲にも様々な形があるのです。
	ポジティブな欲もあれば、ネガティブな欲もあります。
	物事を向上させようという欲もあれば、物事を衰退させようという欲もあるのです。
	積極的な欲もあれば、消極的な欲もあります。
	欲には様々な形があるということを覚えておきましょう。
	あなたは自らの所有する欲を適切に扱わなければなりません。
	これを適切に扱うことができなければ、それによって苦しみを得ることになるからです。
	欲は風のようなものです。
	微風は心地好さを伝えます。
	しかし、暴風は恐怖を伝えるのです。
	同じ風であっても、その性質の違いによって、受ける結果は大きく変わるのです。
	蒸し暑い時には強い風を求めます。
	肌寒い時には無風を求めるのです。
	時と場合によって、価値は変わるということを理解しなければなりません。
	人が持つ欲にも、時と場合によって価値が変わります。
	その状況によっては価値があったとしても、違う状況においては価値が無い場合があるのです。
	あなたは目的を見失ってはなりません。
	現状がどのような状態であるのか?ということを知っていなければならないのです。
	何に対して欲を出すべきなのか?ということを見誤ってはならないのです。
	欲の扱い方を間違ってしまえば、人生における豊かさを得ることはできません。
	肌寒い時に強風を得れば、苦しみは増してしまうのです。
	あなたの人生の目的は何ですか?
	あなたは何のために生きているのですか?
	これを見失って、どうして人生を豊かなものにすることができるのでしょうか?
	扱い方を間違った欲は、身を滅ぼすということを覚えておかなければなりません。
	人は欲によって生まれ、欲によって滅びるのです。
	欲を支配することは重要です。
	これに支配されてはならないのです。
	多くの人は欲に支配されています。
	自らの欲を制御することができずに、苦しみの結果を受けるのです。
	この世界には欲望が渦巻いています。
	それは、自らの持つ欲望をコントロールすることができない者が多いからです。
	欲望の渦は目には映りません。
	そのため、あなたはそれに対処することが難しいのです。
	突風に対応することのできる人はいません。
	誰もが突風によろめくのです。
	それは、突風が目には映らないからです。
	欲も目には映りません。
	それは、具体的な形を持たないために対応することは簡単ではないのです。
	そのため、多くの人は欲望を支配することができないでいるのです。
	あなたは自己を見つめましょう。
	自己を見つめることによって、徐々に欲の形を理解することができるようになります。
	欲とは、不足を補おうとする働きなのです。
	そのため、欲を理解することによって、自らの不足を理解することになるのです。
	不足が解消されるのであれば、欲が暴走することはないでしょう。
	欲を支配するのであれば、豊かさを実現することは容易です。
	それは、欲望によって過ちを犯さないようになるためです。
	欲望に付き従えば、冷静な判断ができなくなります。
	それでは、過ちを犯すことになるのです。
	今の自分にとってどのような形の欲が必要であるのか?ということを考えましょう。
	欲が無くなるということはありません。
	プラスにもマイナスにも、大き過ぎる欲があるだけです。
	強欲でもなりませんし、無欲でもなりません。
	強欲は傲慢(ごうまん)さを導き、無欲は無関心を導くからです。
	バランスの良い欲の形を目指しましょう。
	
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