あなたは自分が誰であり、どこから生まれたのかを考えましょう。
自分自身の正体を知ることは、人生を築く上で重要なことです。
なぜなら、それが理念となるからです。
人は、自らの信仰に従って人生を築きます。
自分が誰であり、どこから生まれたのか?ということは、信仰に対して大きな影響力を持っているのです。
人が自分が誰であり、どこから生まれたのかを知るのであれば、それに従って人生を築くのは必至です。
それはとても大切なことなのです。
しかし、多くの人が自分が誰であり、どこから生まれたのかを知りません。
そのようなことを考えることもないのです。
大抵の人が考えているのは、世の中の仕組みと世渡りの手段です。
人は世に生まれ、世の人であると考えているのです。
それは、世に生まれ、世に育った人としての認識以外を持たないためです。
多くの人は自らを世人(せじん)であると信じているのです。
あなたは世人であるのでしょうか?
あなたの生みの親は、世の中なのでしょうか?
あなたがこの世に生まれる前からあなたは在ります。
母の胎内に生まれた時には、あなたはこの世界に生まれたのです。
しかし、母の胎内に生まれたとしても、まだ世の中には生まれていません。
あなたを生んだのは世の中ではないのです。
あなたは世の中に生まれる前からこの世界に存在していたのです。
父と母があなたを生んだのでしょうか?
父と母が生み出せるものは死んだ肉体です。
それは肉の塊であって、人ではありません。
人間である父と母は、人格を生み出すことはできないのです。
あなたの人格を生んだのは誰でしょうか?
肉体は人の本質ではありません。
思考も感情も人格も、それは魂に付属するのです。
そのため、”死”という状態は肉体が所有するのであって、それを人が所有することはありません。
思考や感情や人格が肉体に付属するのであれば、その機能は肉体の消滅と共に消え去るはずなのです。
しかし、それ等は死後にも残るのです。
あなたは自分が誰であり、どこから生まれたのかを考えなければなりません。
できる限り、その答えに近付くべきなのです。
そうでなければ、世の中に絡め取られてしまうでしょう。
世の中に変えられてはなりません。
それは、”あなた”を殺します。
あなたは世の中から生まれたのではありません。
それは、育ての父母であるのです。
しかし、生みの父母ではないのです。
鳥は鳥として生きなければなりません。
獣は獣として生きるべきなのです。
では、人は何のように生きるのでしょうか?
人は人として生きるのです。
生みの父母のように生きる必要があるということを覚えておきましょう。
世の中があなたを生んだのではありません。
あなたを生んだのは”神”です。
それは愛と光であるということを覚えておきましょう。
あなたは、自らを生んだ”神”のように生きるのです。
それは、愛と光を大切にして生きるということなのです。
あなたは、人生の理念に愛と光を組み込まなければなりません。
愛と光がなければ、人はその人格と人生を歪ませてしまうでしょう。
それでは幸福は得られません。
世の中には利己が蔓延しています。
世の中の仕組み通りに生きれば、人は自我(我欲)に目覚めるでしょう。
そのようにしてはなりません。
あなたは愛と光であり、”神”から生まれたのです。
そのことを覚えておきましょう。
自らが神の子であるということを自覚し、この世に愛と光を遺しましょう。
世の中に変えられてはなりません。
自分が誰であり、どこから生まれたのかを思い出しましょう。
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