あなたは、壁を越えて進まなければなりません。
	あなたは、立ち止まっていることはできないのです。
	それは、人生が許さないからです。
	あなたは目の前の壁を越えて進みましょう。
	あなたの目の前には、いつも壁が立ちはだかります。
	あなたはその壁を見詰めなければなりません。
	なぜなら、その壁はあなたにとって余りにも高いからです。
	簡単に超えることのできる壁など存在しないのです。
	誰もが、壁に行く手を阻まれます。
	壁に進路を塞がれることのない者はいないのです。
	どのような人物であろうとも、必ず困難な壁に出会うのです。
	それは、壁が自らの心の内に存在しているからです。
	あなたがどこで何をしようとも、その壁は確実に行く手を阻むのです。
	人生における壁とは、あなたの歪んだ感情です。
	人生におけるすべての問題の本質は、あなたの心であるのです。
	しかしながら、多くの人はそのことを知りません。
	そのため、誰かや何かが問題を引き起こし、壁となっているのだと考えるのです。
	残念ながら、それは歪んだ心が引き起こす利己的な願望に他なりません。
	歪んだ心は、問題の原因が誰かや何かであって欲しいと願うのです。
	それは、自らを直視することを恐れているからです。
	歪んだ心は、自己を見詰めることを嫌います。
	歪んだ心は、責任を回避したいのです。
	あなたは心に多くの歪みを抱えています。
	そのため、自己を見詰めることなく、責任を回避しようと努めます。
	それが、誰かや何かに問題の原因を擦り付けるという悪趣味を生むのです。
	誰かや何かが原因となって発生する問題はありません。
	誰かや何かが壁となることはないのです。
	あなたが越えなければならないのは、自分自身の歪んだ心なのです。
	あなたが解決しなければならないのは、自分自身の歪んだ心なのです。
	それ以外に必要なことはありません。
	あなたは常に自分自身を見詰めなければならないのです。
	ただし、自分の頭だけで考えること、自分のやり方に拘(こだわ)ることには限界があります。
	それは、あなた一人分の能力しか扱えないからです。
	あなたの実力によって問題が生じ、壁に行く手を阻まれているのです。
	それは、あなた一人分の能力では壁を超えることができないということなのです。
	あなたが壁に拒(こば)まれているのは、実力が足りないからです。
	実力が足りないために問題を引き起こし、実力が足りないために壁を超えることができないのです。
	単純な話なのです。
	あなたが問題を解決し、壁を超えるためには、実力を伸ばせば良いだけなのです。
	しかしながら、自分の頭だけで考えて、自分のやり方に拘っているのであれば、実力を伸ばすことはできません。
	あなたは自分以外の存在に力を借りなければならないのです。
	すべての人は、一人分の能力によって、一人分の実力を育みます。
	二人分の能力や実力を育む人はいません。
	それでも壁を越えなければならないのです。
	そのためには、力を借りる以外に方法はありません。
	ただし、他人に押し上げてもらうことや、運んでもらうようなことをするのではありません。
	壁を超える知恵を借りるのです。
	壁を超えるのはあなたの力でやることなのです。
	あなたは他人の話を聞かなければなりません。
	他人の方法を学びましょう。
	それによって、自力で壁を超えるのです。
	人に教えてもらっても、書籍などで学習しても構いません。
	とにかく、自分以外の価値観や方法を手に入れる必要があるのです。
	そのような形で力を借りるのです。
	人は最終的に孤独です。
	すべての人が自力によって、最終決定をしなければならないのです。
	誰もあなたと一緒に壁を超えることはできません。
	”彼”の前には壁が無いのです。
	これは、あなたの目の前にだけ存在している壁であるのです。
	
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