人生とは、自分自身と向き合う時間です。
すべての人の目的が、自分自身と向き合うことによって実現する成長にあるのです。
どのようなことを通じても、あなたは自分自身と向き合うことになります。
すべての時間が自分自身を知る時間なのです。
あなたは、自分自身から逃げることはできません。
逃げるのであれば、逃げた先で自分自身と向き合うことになるのです。
自分自身との対峙は避けられないことなのです。
それは、それが人生の目的であるからです。
あなたは自分自身と向き合っているだけです。
それ以外のことは、この人生において行っていないということを知る必要があるでしょう。
多くの人はそのことを知りません。
そのため、他人に振り回されているのです。
他人は、あなたに”他人”を見せているのではありません。
他人は、あなたに”あなた”を見せているのです。
あなたは他人に自分自身を見ているということを知らなければなりません。
見た目は他人ですが、中身は自分自身と理解することによって、あなたが他人に振り回されることがなくなります。
他人によって問題が生じるのではありません。
あなたの自我がそれを問題と決めているのです。
人生におけるすべての現象は、自分自身の自我による活動です。
あなたの自我は、状況や他人、そして、環境までも巻き込んで現れます。
人生そのものがあなたの自我であるということを知れば良いのです。
自我とは、魂の汚れの集積です。
あなたは自らの抱える汚れと向き合っているのです。
自我そのものが問題なのです。
そのため、人生には問題が付き物です。
あなたには問題を食い止めることはできません。
問題が生じることが自然であり、それを食い止める必要などないのです。
問題は苦しみの感情を引き起こしますが、それが重要なのです。
なぜなら、あなたは苦しみによってのみ自分自身を知ることができるからです。
苦しい時、あなたは自分自身と向き合うことができます。
気楽な時には浮かれます。
それは、あなたの本来の居場所を失わせます。
浮かれた気持ちであっては、自我を離れてしまうのです。
自我と共に生きることは苦しいものです。
しかしながら、あなたが自分自身を知るためには、自我を取り除いていく以外に方法はないのです。
”あなた”という存在は、自我によって覆い隠されています。
それを取り除くことがなければ、あなたは自分自身を知ることができないのです。
苦しみを否定し、問題を食い止めようと努めているのであれば、あなたが自我と向き合う作業が遅れます。
それは苦しみの延長を意味し、あなたは余計に苦しむことになるのです。
自我を取り除けば、それに付随(ふずい)する苦しみも取り除かれます。
苦しみは問題や他人に付随するのではありません。
すべてはあなたの自我に付随しているのです。
それを忘れてはなりません。
あなたが常に見つめなければならないのは自分自身です。
他人や状況や環境を見つめたとしても、問題は解決しません。
そして、苦しみは取り除かれないのです。
人生は、自我を癒しているに過ぎないのです。
それ以外のことをしてはいません。
そのため、あなたは自分自身と向き合うだけで良いのです。
余計なことを考える必要はありません。
他人を恨んではなりません。
不足を欲する必要もありません。
自我を癒すことによって、不足は満たされます。
人生というものの本質が、自分自身と向き合うためだけの時間であるということを理解しましょう。
何を通じても、そこにあるのは自分自身です。
人生の目的を忘れてはなりません。
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