あなたは成長しなければなりません。
	成長とは、向上的な変化です。
	立ち止まっているのであれば、成長は実現しません。
	成長を実現するためには、変化しなければならないのです。
	変化とは、動くことです。
	あなたが成長するためには動かなければならないのです。
	しかしながら、多くの人は動くことを嫌います。
	それは、現状を大切に思っているからです。
	多くの人が現状を気に入っています。
	そこに不満や不安を抱えていたとしても、そこから動きません。
	それは、現状を気に入っているということなのです。
	本当に現状に不満を抱えているのであれば、そこから動くことができるのです。
	現状に変化を与えないすべての人は、現状を気に入っているということなのです。
	気に入っている現状から無理に引き離すことはできませんが、あなたが現状を変え、成長したいと願っているのであれば、現状を放棄しなければならないのです。
	ただし、これは状況や環境を放棄して逃げ出せと言っているのではありません。
	あなたの心構えを変えろと言っているのです。
	現在のあなたの心構えを変化させるのです。
	今すぐに仕事を辞めろとか、人間関係を解消しろと言っているのではありません。
	あなたの古い心構えを手放すのです。
	あなたの心が現状を現しています。
	あなたの心が変化すれば、現状も変化するのです。
	環境や他人を変える必要はありません。
	あなたの捉え方が変わるだけで、環境も他人も変わるのです。
	あなたが苦しんでいるのであれば、その心構えが既に使い物にならなくなっているのです。
	使い物にならないために、無理が祟(たた)っているのです。
	しかしながら、多くの人はそのことを受け入れません。
	自分自身の心構えが使い物にならなくなっているという事実を受け入れたくはないのです。
	それは、人が自らを美化しているからです。
	あなたがしなければならないのは、自分自身の心構えの否定です。
	それは、現状を否定することでもあります。
	現状を否定しなければ、あなたは現状にとどまることになるのです。
	現状を最高のものだと考えているのであれば、あなたがそれを変えることなどないのです。
	あなたは最高のものを維持しようと努めるでしょう。
	それは、現状への執着であって、変化を導くことはできないのです。
	変化を導くことができなければ、あなたが成長することはありません。
	それは、人生の目的に反しているのです。
	成長することがなければ、あなたは苦しむのです。
	しかしながら、苦しみはあなたの成長を促(うなが)します。
	それは、否定のためには苦しみが必要であるからです。
	子が親から独立するためには、子にとっての苦しみが必要です。
	親が子を甘やかすのであれば、子はいつまでも独立することができないのです。
	親が子を否定することによって、子は独立という変化を受け入れることができるのです。
	苦しみがなければ、現状を否定することもありません。
	それでは、あなたが成長することはないのです。
	苦しみを嫌う人がいますが、そのような人は現状維持を喜ぶでしょう。
	現状維持とは、自らの首を絞める行為です。
	それは、空転によってエネルギーを使い果たすようなものなのです。
	大切なのは前に進むためにエネルギーを使うことなのです。
	前進するということは、現状への否定です。
	現状を否定しなければ前進することはできないのです。
	あなたが苦しんでいるのであれば、それを好機と捉えましょう。
	苦しみはあなたが進むことを助けます。
	現状が幸福だと考えているのであれば、それを危機と捉えましょう。
	現状に満足している者は必ず可能性を失います。
	あなたは満足しなければなりませんが、それに溺れないように注意しなければなりません。
	次の一歩を踏み出さなければ、あなたは現状に沈んでしまうでしょう。
	現状に沈む前に、それを否定しましょう。
	
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