人生に身を委ねる

あなたにとって大切なことは、”今”に生きるということです。

あなたの現実は”今”という瞬間に集約されています。

しかしながら、あなたは過去と未来に生きているのです。

”今”に生きている人は少ないのです。

大抵の人は過去と未来に生きているのです。

しかしながら、多くの人は目の前の現実に向き合っていると思い込んでいるのです。

残念ながら、大抵の人は現実に向き合ってはいません。

現実とは”今”であり、それは過去と未来ではないのです。

”今”に生きるということは、現状を受け入れるということです。

現実に向き合うということは、現状を受け入れるということなのです。

あなたは現状を受け入れることができますか？

それは簡単なことではありません。

多くの人が現状を受け入れることができず、現状を否定します。

不満や不安を抱えているということは、現状を否定しているということなのです。

不満は拒絶であり、不安は逃避です。

不満や不安などの感情によって現状を否定している人は、過去か未来に生きるようになります。

”過去は良かった”

”未来には良いことがある”

例えば、このように考えるのです。

現状を受け入れることができない人には、過去と未来が安住の地となるのです。

そして、過去か未来に生きることによって、現状から受ける苦しみを忘れようとするのです。

”今”という現実から逃れるということは、現実は変わらないということです。

現実が変わらないということは、状況も変わらないということなのです。

あなたの抱えている問題も苦しみも、決して変わることはないのです。

”今”に生きることをせず、過去や未来に逃避している人は、いつまでも同じ問題と苦しみに向き合うことになります。

何年経とうが、何十年経とうが、結果は変わらないのです。

”今”にこそ原因が存在するのです。

過去と未来には原因は存在しません。

そのため、過去と未来に生きたとしても、現実は何も変わらないのです。

”今”に生きることをせずに、満足を得ることはできません。

すべての人が幸福を望みますが、”今”を放棄しているのであれば、その望みが叶うことはないのです。

過去や未来を考える必要はありません。

あなたは後先を見ず、今を考える必要があるのです。

大切なのは与えられた状態（状況）を楽しむことです。

現状こそが、あなたにとっての最善の条件なのです。

”今”には何の不足も過剰もありません。

あなたが不利に思うことも、決して不利ではありません。

あなたが不要と思うものは必要です。

あなたが必要と思うものは不要なのです。

与えられた状態（状況）こそが、あなたにとっての最善です。

現状という条件を否定してはなりません。

あなたが学び、成長するためには、それ以上の条件は存在しないのです。

あなたは自分が”今”を否定し、過去と未来に逃避していることに気が付きましょう。

どのような条件であろうとも、それを受け入れる必要があるのです。

現状を受け入れることができない人には、それ以外の状態を受け入れることはできません。

目の前のことができない人には、先のこともできないのです。

そのため、あなたは後先を考える必要はないのです。

目の前のことに集中するのです。

存在しない過去と未来に生きようとしてはなりません。

不満や不安によって”今”を覆い隠してはなりません。

不満や不安に従うのをやめましょう。

あなたは”今”に有ることに専念すれば良いのです。

何をするか？を考える必要はありません。

”今”に有るだけで、何をするか？は分かります。

”今”に有れば、あなたは既に何かをしているでしょう。

後先を考えて何かをする必要はないのです。

人生に身を委（ゆだ）ねましょう。