あなたは、どう有るか?ということを意識しなければなりません。
	大切なのは、どう有るか?ということなのです。
	あなたの立場が、あなたの受け取る結果を決定します。
	多くの人はどう有るか?という自分の立場を意識してはいません。
	そのため、状況や環境や他者に翻弄(ほんろう)されてしまうのです。
	自らの立場を見失えば、満足する結果を導くことはできません。
	そこには歪んだ結果が導かれ、苦悩を得ることになるのです。
	どう有るか?という自分の立場を見失う者は、必ず苦悩を得ることになるのです。
	多くの人が人生に苦悩しているのは、自らの立場を見失っているからに他なりません。
	多くの人が状況や環境や他者に翻弄されることによって、自らの立場を見失います。
	それは、自らの受け取る結果を自分以外の何かに任せるということです。
	あなたには役割が与えられています。
	すべての人が役割を演じなければなりません。
	役割を演じることによって、必要な学びが導かれ、それぞれに成長することができるのです。
	役割を客観視すれば、それは滑稽(こっけい)に映るかも知れませんが、人はそれぞれに与えられた役割を演じることによって学びを得る必要があるのです。
	人は、役割を通じてのみ学びを得ることができるのです。
	そのため、すべての人が役割を与えられ、それを演じているのです。
	しかしながら、役割に対する質が求められます。
	多くの人は役割に対して、それを演じることに徹することができません。
	それは、どう有るか?という自分の立場を意識してはいないからです。
	状況や環境や他者などの外部的要因に翻弄されることによって、役割を演じることが難しくなります。
	舞台に立つ役者が、観客に気を取られるのであれば、その役を演じることが難しいのです。
	多くの人は自らの役割を否定します。
	例えば、目の前の苦悩を否定するのです。
	問題が生じた時、多くの人はそれを受け入れることができません。
	それは、自らの役割に徹することができないからです。
	あなたは自分という役割を演じていますが、その役割にとって必要な脚本は、目の前に導かれる状況なのです。
	それを受け入れることが、役割を演じるためには必要なことなのです。
	演者が脚本を否定すれば、演劇は矛盾します。
	それでは、最良の結果を導くことはできないのです。
	多くの人が苦悩を否定しますが、否定から生じる価値など存在しないということを理解する必要があるでしょう。
	目の前の状況は、あなたにとって必要であり、大切な学びです。
	それを否定することによる価値創造はできないのです。
	必要を否定して価値を生み出すことなどできないのです。
	多くの人が目の前に導かれる苦悩に絶望します。
	そして、それを受け入れることができないのです。
	しかしながら、あなたは役割を演じているだけです。
	あなたは人生という舞台の演者であり、目の前の状況は脚本なのです。
	それがどのような状況であろうとも、あなたはそれを演じれば良いのです。
	役に入り込めば、それが演劇であるということを忘れてしまいます。
	”今”を過ぎれば、すべてが過去になります。
	多くの人は過去を現実だと考えていますが、過去に生きることはできません。
	そのため、過去は幻想に過ぎません。
	過去が幻想であるのならば、同じように生きることができない未来も幻想なのです。
	”今”という舞台上では演劇が繰り広げられていますが、演じる度にそれは幻想として消滅します。
	演劇は常に一つの場面を展開しているのです。
	あなたは一度演じた場面を再び演じることはできません。
	物語は常に展開しているからです。
	あなたが自らの役に徹すれば、どう有るか?ということに集中することができるでしょう。
	どう有るか?ということに集中すれば、どうするか?を理解することができます。
	どのように演じるか?ということが大切であり、何を演じるか?ではないのです。
	あなたは自分という役割を与えられているのです。
	後は、その役をどのように演じるか?だけなのです。
	あなたは何を行うか?と考える必要はありません。
	どのように行うか?だけを考えれば良いでしょう。
	目の前の状況を受け入れることによって、どのように行うか?という選択だけが残ります。
	目の前の状況を受け入れることができなければ、未だに何を行うか?という段階を彷徨(さまよ)うことになるでしょう。
	それでは、役割を演じることができないのです。
	役は既に与えられているのです。
	舞台に上がった後で、役を否定してはならないのです。
	あなたは自分の人生を受け入れましょう。
	それがどのように展開しようとも、それが最善です。
	簡単に受け入れることはできないでしょうが、受け入れることをしなければ苦悩が続くだけです。
	賢く有りましょう。
	
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