この世界においては、常に因果の仕組みが働いています。
	すべての結果は、それに相応しい原因によって導かれる当然の結果なのです。
	原因がそれに相応しい結果を導かないことはありません。
	すべての原因は、それに相応しい結果を導くのです。
	そのため、原因を選択した時点において、結果は決まります。
	結果が原因を否定することはありません。
	それがどのような結果であったとしても、その原因をあなたが選択したのです。
	どのような結果を受けようとも、それはあなたの選択です。
	あなたの選択が、それに相応しい結果を導きます。
	そのため、すべての結果はあなたにとっては相応しく、学ぶためには最善なのです。
	あなたは結果を学ぶことによって、原因の選択方法を学ぶのです。
	そして、より良い選択をすることができるのです。
	より良い選択とは、より本質的であり、より満足することができる選択のことです。
	あなたの人生の目的は、本質的に生きるということです。
	本質的に生きることによって、あなたの満足はより豊かなものになっていくのです。
	あなたは因果の仕組みによって学んでいるということを知りましょう。
	しかしながら、あなたには因果の仕組みを理解することはできません。
	それは、因果の仕組みが複雑過ぎるからです。
	原因と結果の結び付きは、あなたの許容を超えるのです。
	人生というものは、多くの原因によって導かれる結果です。
	あなたが結果を受け取った時点においては、その結果がどのような原因によって導かれたものなのかを知ることはできません。
	後に原因の一部を知ることはできるかも知れませんが、全体を知ることはできないのです。
	因果の仕組みは複雑です。
	そのため、因果の仕組みについては、大雑把に考えることが良いでしょう。
	そして、あなたが考えなければならないのは原因です。
	多くの人が結果を考えています。
	原因には興味が無く、結果ばかりに興味を抱くのです。
	それは、原因という与えるという行為よりも、結果という受け取るという行為の方が有利だと考えるからです。
	人(自我意識)は欲深いのです。
	それは、人が恐れているからです。
	恐れているために、有利な状況を求めるのです。
	安易に考えれば、受け取る方が有利に思えます。
	しかしながら、深く考えるのであれば、受け取ることよりも与えることの方が有利であることに気が付くでしょう。
	それは、因果の仕組みが存在しているからです。
	すべての結果は原因によって導かれるのです。
	結果に注視しているのであれば、原因が疎(おろそ)かになります。
	疎かな原因は、それに相応しい結果を導くのです。
	そのため、結果に注視し、原因を疎かにする者は不利な状況を得ることになるのです。
	受け取ることを前提に行為するものではありません。
	利益を考えて仕事をするのは、却(かえ)って利益を損なうということを理解することができるでしょうか?
	自分のための仕事は、相手を蔑(ないがし)ろにします。
	そのような仕事が相手に貢献するでしょうか?
	仕事の本質は学びにありますが、仕事を続けるためには相手に貢献する必要があるのです。
	あなたは、自分の利益を追求する相手の仕事を許しておくでしょうか?
	あなたが自分の利益を追求するために仕事をするのであれば、相手はあなたの仕事を許さないでしょう。
	利益を優先した仕事をする者は、いつか足をすくわれるということを知らなければならないのです。
	多くの人が結果を考え過ぎています。
	どうなるか?何て知る必要はないのです。
	未来に生きる必要はありません。
	大切なのは、”今”にあることです。
	”今”とは原因であり、やがて結果となるのです。
	未来には結果はありません。
	未来にあるのは、打算だけなのです。
	”今”(原因)に生きる人の仕事は、相手に貢献するでしょう。
	未来(結果)に生きる人の仕事は、利益を求めるでしょう。
	結果は明白です。
	どちらが本質的な人生を得るか?を考えてみましょう。
	与えることと受け取ること、どちらを考えている人が多く満足するでしょうか?
	”今”に生きる人と、未来に生きる人とでは、どちらが多く満足するでしょうか?
	結果など気にする必要はありません。
	あなたは”今”に生きて、原因を大切にしましょう。
	そうすれば、最善の結果が導かれるでしょう。
	
0 件のコメント:
コメントを投稿