あなたには、”今”しかありません。
	あなたは”今”にしか生きられないのです。
	”今”を蔑(ないがし)ろにする者が多過ぎます。
	大抵の人は”今”に生きてはいないのです。
	大抵の人がどうすることも出来ないことを求めています。
	どうすることも出来ないことというのは、過去か未来への願望です。
	多くの人は、”今”どうすることも出来ないことを求めているのです。
	大切なのは、”今”出来ることを求めることです。
	あなたに出来ることは、”今”出来ることを精一杯に行うことだけです。
	”今”出来ないことは出来ないのです。
	出来ないことに執着しても価値はありません。
	出来ないことは出来ないのです。
	”今”出来ないことをやる必要はないのです。
	しかしながら、多くの人は”今”出来ないことをやろうとしています。
	それは、強過ぎる願望のためです。
	大抵の人は理想を掲げています。
	その理想を実現することが最善だと考えています。
	そして、いつの間にかに、理想を追い求めて”今”を見失うのです。
	理想とは、未来に存在する願望です。
	理想を掲げる時点において、”今”を否定しているのです。
	”今”に不満を感じているために理想を必要とするのです。
	理想を掲げることは大義のように思えます。
	しかしながら、あなたが目を向けるべきは”今”というこの瞬間なのです。
	理想を掲げるということは、目線を遠くに向けるということです。
	遠くに向けられた目線は未来を示しているのです。
	未来に目線を向けるのであれば、”今”を見失うということです。
	未来とは、積み重なった”今”でしかありません。
	未来とは、時間軸の異なる”今”なのです。
	未来も”今”であるのです。
	ならば、目線は”今”に向けることが有益です。
	”今”を見失うのであれば、理想を実現することは出来ないのです。
	足もとが覚束無(おぼつかな)い者が、どうして理想に辿り着くことができるでしょうか?
	足を踏み外したのであれば、理想へと辿り着くことは出来ないのです。
	”今”出来ることは、足を踏み外さずに歩むことです。
	確実な一歩を踏み出すことなのです。
	人生という道のりには多くの障害が存在しています。
	舗装(ほそう)され、整えられた道など存在しません。
	人生における道は、すべてが険しいということを理解しなければなりません。
	平坦な道に見えても、そこには小石が転がっています。
	小石だと思い侮(あなど)るのであれば、その小石に足を挫(くじ)かれることになるのです。
	理想ばかりを追い求めて、目線を理想へと向けるのであれば、思わぬ事で躓(つまず)くことになるでしょう。
	大抵の人は恐怖に根差しています。
	自我意識(弱い心)を克服している人は少ないのです。
	大抵の人が自我意識が導く不安や心配に従って行動しているのです。
	世の中の大抵の人は、理想を追い求めているのです。
	精力的に働く多くの人は、不安や心配への反発のために働いているのです。
	精力的に働く多くの人の働く理由は、不足を補い、不安や心配に飲み込まれないようにするためなのです。
	そのため、世の中の大抵の人は未来を生きようとしているのです。
	世の中の成功者と呼ばれる人達は、何を成功したのでしょう?
	仕事を編み出すことに成功したのでしょうか?
	財産を貯えることに成功したのでしょうか?
	名声を手に入れることに成功したのでしょうか?
	あなたは何を以て成功というでしょう?
	”今”を大切にすることなく、”今”出来ることをやろうとしない者が何を成功するというのでしょうか?
	不安や心配があなたを未来(理想)へと駆り立てます。
	未来を生きることで、足もとが覚束無くなり、不安や心配が生じます。
	大切なのは”今”を生きることです。
	”今”出来ることを行い、不安や心配を克服するのです。
	”今”出来ることを行うことが、あなたを”今”に生かします。
	出来ないことは出来ないのです。
	高望みは必要ないのです。
	あなたは自分の人生の成功者でなければなりません。
	あなたが”今”に生きるのであれば、何が”今”の成功かを理解することができるでしょう。
	”今”の成功を積み重ね、あなたの人生の成功者となりましょう。
	
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