すべての人は未熟です。
	すべての人が歪んでいます。
	人が未熟であるということは、不自然であるということです。
	自然とは、歪みの無い状態のことです。
	自然には矛盾が存在しません。
	しかしながら、不自然には矛盾が存在するのです。
	すべての人が未熟であるが故(ゆえ)に矛盾を抱えています。
	矛盾は問題を引き起こし、問題が苦悩となるのです。
	人が不自然である以上、苦悩を避けることはできません。
	多くの人が苦悩を抱えています。
	それは、未熟であるからです。
	世の中というものは、未熟な人間によって築かれている不自然な世界なのです。
	そのため、世の中には多くの問題と苦悩が存在し続けています。
	人の世が矛盾を離れることはありません。
	あなたはそのことを理解する必要があるのです。
	多くの人は、自分が未熟であり、不自然な存在であることを知りません。
	そのため、自らの判断によって問題を苦悩に変えるのです。
	問題とは本来、大切な学びであるのです。
	人は問題によって多くのことを学ぶことができます。
	人は、問題によって成長することができるのです。
	しかしながら、未熟な人間にはそのことを理解することができません。
	それは、不自然に歪んでいるからです。
	不自然に歪んでいるために、物事の道理を理解することができず、問題を苦悩へと変えてしまうのです。
	多くの人は、人の世での成功を求めています。
	人の世で成功するということは、不自然を極めるということなのです。
	不自然を極めるということは、自然から離れるということです。
	それは、矛盾を大きくするということなのです。
	世の中の富を求めるのであれば、自然の富を失います。
	多くの人が世の中の富を求めているのです。
	それは、利己的な思考を導きます。
	多くの人は、自分にとって都合の良いことを求めているのです。
	世の中の富とは、自分にとって都合の良いものを言うのです。
	それは、世の中が人間の都合の良いように築かれているからです。
	そのため、この世で富を得るということは、都合の良いことを多く得るということになるのです。
	すべての人が未熟です。
	自分にとって都合の良いこととは、未熟な自分にとって都合の良いことだと理解する必要があるでしょう。
	未熟な者の都合とは、不自然な結果を導くようなものなのです。
	あなたの目的は何ですか?
	あなたは何のために人生を生きているのでしょうか?
	あなたは、何のために生まれたのですか?
	何のために死ぬのですか?
	深く考える必要があるでしょう。
	自然界は、未熟な人間の考える都合に沿っては築かれていません。
	自然界というものは、未熟な人間にとっては都合の悪いことに溢れています。
	そのため、自然に耳を傾けることをやめ、自然の声を聞くことをやめてしまいました。
	自分にとって都合の悪いことを嫌い、都合の良いことばかりを選択するようになったのです。
	その結果、人は多くの矛盾を抱え、多くの問題に苦悩するようになったのです。
	すべての人は未熟です。
	未熟な者の受け取る結果は苦悩です。
	あなたは自分が未熟であり、歪んでおり、不自然な存在であるということを受け入れましょう。
	そして、自分にとって都合の良いことばかりを求めないように努めるのです。
	あなたが自然を得るためには、都合の悪いことも必要なのです。
	問題は決して、都合の悪いことではありません。
	世の中に、未熟な人間に騙(だま)されてはなりません。
	人の世で成功する必要などないのです。
	あなたは、自分の人生で成功すれば良いのです。