あなたには、人生がどのように変化するのかを知ることはできません。
	人生は、あなたに過去と未来を隠すのです。
	過去と未来がどうなるのか?ということは、あなたの与(あずか)り知ることろではないのです。
	過去と未来は幻想に過ぎません。
	そして、それは妄想に過ぎないのです。
	あなたが知ることができるのは、”今”という現実だけです。
	あなたは”今”にだけ存在することができるのです。
	しかしながら、多くの人は過去や未来を知っているように振る舞います。
	多くの人は、過去や未来を気にしながら生きているのです。
	”今”に存在する人は少ないのです。
	多くの人が与り知ることのできない過去と未来に存在(しようと)しているのです。
	大切なのは、”今”を生きることです。
	過去と未来は変化し続けます。
	それを決め付けようとしても無駄なのです。
	多くの人は過去に執着し、未来に切望します。
	多くの人は理想を生きているのです。
	残念ながら、理想が実現することはありません。
	この世界に実現するのは現実だけなのです。
	現実とは、あなたの存在する”今”です。
	過去と未来は”今”によって大きく変化するのです。
	すべての人が”今”に存在しています。
	そこでは、何かしらの価値観を所有しているのです。
	多くの人は、理想の過去に執着し、理想の未来を切望しているために、価値観が変化しないものだと思い込んでいます。
	そのため、いつまでも同じことを言い続け、行い続けているのです。
	しかしながら、価値観が停滞することはありません。
	それは、天候のように必要に応じて変化するのです。
	あなたは過去に執着することはできません。
	そして、未来を切望することはできないのです。
	それは、価値観が変化し続けているからです。
	変化を否定しても無駄です。
	雪がその姿に執着し、切望したとしても、必ず春は訪れるのです。
	雪は溶けて水となり、その場を去る必要があるのです。
	あなたはどこにも定着することはできません。
	あなたの価値観は、変化し続けるのです。
	満足の形も、不満の形も変わり続けます。
	あなたはそれをいつまでも満足することはできません。
	それをいつまでも不満に思うこともできないのです。
	どのようなことも決め付けてはなりません。
	決め付けは、価値観の変化に対応することができないのです。
	あなたはすべてが変化の中に存在しているということを知りましょう。
	何一つ、食い止めてはなりません。
	あなたが何かに執着し、何かを切望すれば、現在の満足は後に苦悩となり、現在の不満は後に幸福となる矛盾を抱えることになるのです。
	決め付けによって何かを食い止めるのであれば、満足が苦悩となってもそれをとどめます。
	そして、苦悩が幸福となっていることに気が付かないのです。
	あなたには、何が幸福であり、何が苦悩であるのかを知ることはできません。
	なぜなら、それは変化し続けているからです。
	誰にも、判断することはできないのです。
	満足は不満となり、幸福は苦悩となります。
	不満は満足となり、苦悩は幸福となるのです。
	雪が水となり、水が雪となるようなものです。
	そのため、あなたの執着にも切望にも価値はないのです。
	大切なのは、変化し続けることです。
	あなたには何が正しいのかを知ることはできません。
	過去や未来がどのように変化するのかも知らないのです。
	知ることができないのであれば、知る必要はないのです。
	あなたは、”今”に存在する現実を知ることができます。
	現実を生きれば良いのです。
	何事も決め付けずに生きましょう。
	すべては変化し続けるのです。
	あなたには分からないことです。
	
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