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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2017年6月2日金曜日

競争

人は、それぞれの人生を生きています。
あなたは、他の誰の人生も生きることができません。
あなたは、あなただけの人生を生きるのです。
他者は、他者の人生を生きます。
それが自然なのです。
多くの人は、自分の人生と他者の人生を混同して考えます。
自分が他者の人生を、他者が自分の人生を生きることができると考えているのです。
しかしながら、あなたは自分の人生を生きる以外に方法はありません。
すべての人にとって、自分の人生こそが現実なのです。
現実を離れて生きることのできる人はいないのです。
あなたは常に現実と向き合うのです。
あなたが生きているのは、自分の人生であるということを自覚しましょう。
あなたは、自分のことを考えなければなりません。
自分が何のために生きているのか?ということを考える必要があるのです。
多くの人は、人生について考えません。
自分が何のために生きているのか?という問いに答えを持ち合わせている人は少ないのです。
あなたは答えることができますか?
あなたは何のために生きているのですか?
限定的には答えることもできるでしょう。
例えば、欲求を満たすために生きているのです。
多くの人は、欲求を満たすために生きています。
生存のための欲求を満たすために生きているのです。
胃袋を満たし、安心して眠り、仲間を増やし、子孫を残す・・・
不足しているものがあれば、それを満たすために生きるのです。
しかしながら、それ等が満たされても人生は続きます。
もちろん、満たされることがなくても続くのです。
生存のための欲求が満たされたところからが、人生の本番であるのです。
人は、生存のための欲求に突き動かされて年齢を重ねます。
しかしながら、大抵の場合、その欲求は満たされるのです。
そして、自分が何のために生きているのか?という問いに向き合うことになるのです。
残念ながら、あなたは生存の欲求を満たすために生きているのではありません。
安全な暮らしが実現することによって、人は迷いを見出すのです。
生存の欲求が不足していた時には、人は競争の中に生きることになります。
安全な暮らしが実現しない間は、人はそれを奪い合うのです。
多くの人は自分と他者を比較することによって優劣を定めます。
他者を競争に巻き込むことによって、自尊心を保っているのです。
自分が満たされるためには弱者である他者が必要なのです。
多くの人は、自分よりも不幸な相手を探しているのです。
しかしながら、その方法は矛盾を導きます。
それは、これが自分の人生であるからです。
他者との比較によって得られる満足など、真実ではないのです。
あなたは、他者と比べられるものを誇(ほこ)ってはなりません。
自分と他者を比べている間は、成長することはありません。
それは、自分の人生を生きてはいないからです。
多くの人が他者と競争し、優劣を決めようとしています。
それは、同じ市場で客を奪い合うようなものなのです。
そこには成長はないのです。
あなたは自分が何のために生きているのか?という問いを持ち続けましょう。
そうすれば、他者との比較と競争を手放すことができるでしょう。
あなたは生存のために生きてはなりません。
この世界はあなたを生かしてくれます。
あなたは死を迎えるまで生き続けるのです。
既に満たされている生存に対して尽力してはなりません。
生まれてきた理由に対して力を尽くすのです。

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