すべての人が苦しまなければなりません。
	どのように努めても、苦しみは避けられません。
	誰も、目の前の苦しみから逃れることはできないのです。
	あなたは必ず苦しみに会います。
	それは避けられません。
	そして、苦しみに苦悩する必要があるのです。
	あなたは苦しみ抜かなければならないのです。
	多くの人は苦しみを否定します。
	それは、苦しみが問題の形で訪れるからです。
	多くの人にとって、問題は不幸です。
	多くの人が問題を拒絶します。
	それは、利己的な思考に根差して生きているためです。
	自分の利益が脅(おびや)かされることを恐れているのです。
	多くの人が欲に溺れています。
	問題を拒絶するのも、欲の現れです。
	苦しみ以外の状況を欲しているのです。
	しかしながら、目の前には問題が導かれます。
	目の前の苦しみは現実なのです。
	それを避けて通ることはできません。
	あなたは、何のために問題が導かれるのかを考えたことがあるでしょうか?
	無意味に問題が導かれると思いますか?
	自分が苦しんでいるのは不運であり、誰かや何かの気紛(きまぐ)れだと考えますか?
	この世界には、因果の仕組みが存在しています。
	その問題は、必要によって導かれたのです。
	あなたが苦しんでいるのは、苦しむ必要があるからなのです。
	必要な苦しみを拒絶してはなりません。
	問題とは、変化のために導かれます。
	あなたが変化しないために、問題が生じたのです。
	それ以外の原因はないのです。
	多くの人は”何もしていないのに問題が生じた”と考えています。
	その考えは正しいと理解しましょう。
	何もしていないために問題が生じたのです。
	人生の目的は変化にあります。
	あなたは変化し続けなければならないのです。
	どのような変化でも構いません。
	決してとどまらないように努めましょう。
	問題とは、変化の怠慢(たいまん)によって生じます。
	あなたが問題を抱え、苦しんでいるのであれば、その場に停滞しているということなのです。
	変化すれば問題は解消します。
	変化すれば苦しまずに済むのです。
	呼吸を止め続けることはできません。
	肺は、酸素を必要としているのです。
	あなたの命は、呼吸し続けることによって保たれているのです。
	変化を嫌えば、呼吸を止めることに同じです。
	呼吸を止めれば苦しみます。
	人生は、それと同じなのです。
	問題は、あなたに変化を諭(さと)しています。
	あなたは変化するために尽力しなければなりません。
	問題が生じ、苦しんでいる時に、誰かや何かに縋(すが)ってはなりません。
	苦しい時にこそ、自らの脚で立ち上がり、一歩を踏み出すのです。
	自力(自発)によってのみ、あなたは変化を実現することができます。
	あなたの代わりに呼吸をしてくれる人はいないのです。
	あなたの代わりに、あなたの人生を生きることのできる人もいないのです。
	問題は変化を促(うなが)しています。
	そのことを理解しておきましょう。
	詰(つ)まらない拘(こだわ)りを手放しましょう。
	
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