この世界には役割が存在しています。
	役割はすべての存在の活動の原因です。
	すべての存在は役割を担い、その役割に従って行動しているのです。
	役割を担わない存在はいません。
	どのようなものであろうとも、必要な役割を担うのです。
	あなたも必要な役割を担っているということを覚えておかなければなりません。
	役割とは、全体を存続させるための知恵です。
	すべての個は全体を存続させるために働きます。
	全体を意識することはなくても、個は全体のために働いているのです。
	個が役割を超越することはありません。
	すべての個は役割に従うのです。
	個が役割に勝ることはありません。
	個は役割の範囲によってのみ、その活動が許されているのです。
	一度役割を担うと、その役割の範囲によってのみ、”自由”が得られるのです。
	そのため、自由と同時に不自由を得ることになります。
	この世界にとっては役割が主体です。
	人は役割に対する客体に過ぎません。
	そのため、何もかもが思い通りに進むと考えてはなりません。
	あなたに与えられた”自由”とは、役割の範囲を超えるものではないのです。
	多くの人は自らの担う役割を知りません。
	そのため、その範囲を超えた自由を欲しているのです。
	それが利己的な判断に繋がります。
	それは強欲として現れ、苦悩に結び付くのです。
	”自由”の形を見失わなければ、人が利己的に判断することはありません。
	強欲によって苦悩を得ることもないのです。
	多くの人は、自分という存在が役割を超越していると考えています。
	しかしながら、そのようなことはありません。
	人は役割の中に存在しているのです。
	ただし、同じ役割をいつまでも続けているということではありません。
	あなたが成長するのであれば、それに相応しい役割が与えられるのです。
	役割が変わることによって、”自由”の形も変わります。
	”自由”の形が変わることによって、不自由の形も変わるのです。
	人はいつまでも役割に捕らわれていますが、役割によってのみ学ぶことができるのです。
	役割とは、人生からの課題なのです。
	あなたは役割を担うことによって、そこから多くを学ぶことができるのです。
	役割を担うことがなければ、何も経験すること、何も学び取ることはできないのです。
	人生からの課題を理解し、それを自力とすることができれば、別の課題を学ぶことが許されるのです。
	新しい課題には新しい学びがあります。
	それによって、あなたには新たな幸福の形が始まるのです。
	過去や未来というものは、古い役割や未知の役割に過ぎません。
	古い役割は既に手放している役割です。
	未知の役割を担うことは未定です。
	過去や未来というものは、あなたの”自由”とは関係ないのです。
	あなたの”自由”は今の役割の中にのみ存在しているのです。
	役割は変わっていくものです。
	しかしながら、多くの人は目の前の役割を見詰めてはいません。
	多くの人が”自由”を感じていないのは、今に生きていないからなのです。
	あなたは”自由”を感じているでしょうか?
	目の前の役割を懸命に果たすことによってのみ、”自由”は実現します。
	目の前の役割を大切に思っていないような未熟者が”自由”を得ることなどできないのです。
	”自由”は役割に付属しています。
	役割を超えた”自由”というものは存在しないのです。
	矛盾を生きてはなりません。
	あなたという存在よりも役割の方が重要であるということを理解しましょう。
	あなたが存在しなくても、役割は存在し続けるのです。
	あなたの代わりはいくらでもいるのです。
	誰かがあなたの代わりを担います。
	そのため、過去や未来を気に病むことはないのです。
	与えられている役割に徹しましょう。
	
わたしじゃなくてもいい
返信削除わたしの代わりはいくらでもいる
今日はこのことばが有難いです
いつもいつもありがとう
匿名さんへ
削除役割というものは変わるものです。
しかしながら、多くの人はそれに自己を同一視することによって執着します。
代わりはいくらでもいることを理解し、自分自身を特別視することをやめれば、もっと楽に生きることができるかも知れませんね。
変化し続けることができれば良いですね。