人は、それぞれの価値観に従って人生を築きます。
	人は、それぞれの価値観を必要としています。
	人は、それぞれの価値観に沿った学びを得る必要があるのです。
	それは、自我意識を解放するためです。
	自我意識を解放するためには、価値観を学ぶ必要があるのです。
	多くの人は価値を誤解しています。
	多くの人が価値を外に求めているのです。
	例えば、他人や財産に価値を見出そうと努めています。
	他人や財産に価値を見出そうと努めることによって、心の安定を図っているのです。
	ここで言う心とは、自我意識のことです。
	人は、他人や財産などの外的な対象に価値を見出すことによって、自らの内的な対象である心を見失います。
	それは、自我意識が解放されることを恐れているためです。
	自我意識とは弱い心です。
	それは常に恐れています。
	恐れ(ネガティブな思考)は意識を外的な対象に向ける性質を持っています。
	恐れを抱えている自我意識が内向することはできず、外向することによって表面的な価値に捕らわれ、本質を見失うのです。
	物事の本質を見極めることができれば、自我意識は解放されます。
	物事の本質を見極めるためには、恐れを克服する必要があるのです。
	あなたが恐れを克服するためには、外向することをやめ、内向する必要があるのです。
	他人や財産などの外的な対象に価値を見出してはならないのです。
	外向的な価値観に従うということは、外的な対象を支えとして必要としているということです。
	外的な対象を支えとして必要とするのは、恐れを抱えているためなのです。
	恐れているために他人を必要とします。
	恐れているために財産を支えとするのです。
	あなたが自我意識を克服し、恐れを手放せば、他人や財産を必要以上に求めることはありません。
	自我意識を克服し、真の自分によって生きれば、内に価値を求めることはあっても、外に価値を求めることはないのです。
	恐れは武装を必要とします。
	自我意識は常に恐れているために、周囲を圧倒する激しい感情や相手(の自我意識)を感服させる所有物によって武装しようと努めています。
	恐れを抱かない者には武装する必要はありません。
	武具を必要としているのは、恐れている者だけだからです。
	外に価値が存在すると信じている者は、外に敵がいると信じています。
	価値にも陰陽が存在し、有利と不利があるのです。
	この世界はすべてのものを二分します。
	陰と陽、善と悪、肯定と否定、与える者と受け取る者、女性性と男性性、集合と解散、幸福と不幸・・・
	外に出れば、二極化が進むのです。
	あなたが自我意識によって外の世界に価値観を見出せば、そこには二つの価値が存在することになります。
	それは感情を陰陽に分断し、あなたはネガティブな感情とポジティブな感情の間で揺れ動くことになるのです。
	その働きが苦悩として認識されるのです。
	あなたは、外的な対象に価値を見出さないことです。
	そこに真の価値は存在しません。
	陰陽を一つにしたものが真の価値なのです。
	陰陽を分離したものを価値と呼ぶのは難しいのです。
	陰陽が統合されるのは、あなたの内に存在する真の自分の持つ価値観の中だけなのです。
	あなたが自我意識に従って生きるのであれば、物事は必ず分断されます。
	あなたが真の自分に従って生きるのであれば、物事は必ず統合されるのです。
	あなたが外的な対象に価値を見出しているのであれば、自我意識に従っているということを知りましょう。
	自我意識に従うのであれば、争いは避けられません。
	争えば苦悩は避けられないのです。
	あなたが苦悩を必要としないのであれば、内向しましょう。
	外に価値を見出すことをやめて、内に価値を見出すのです。
	そうすれば、陰陽の統合された視点を得ることができるでしょう。
	そこには不安も心配も恐怖も争いもありません。
	外的な他人や財産を支え(価値)とするために、あなたは恐れ、争っているのです。
	そのことに気が付かなければなりません。
	あなたが外的な他人や財産を気にしなくなった時、恐れと争いは止むでしょう。
	あなたが恐れなければ、争いはないのです。
	あなたが内向すれば、苦悩はないのです。
	自我意識に翻弄(ほんろう)されることなく、真の自分と共に生きましょう。
	
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