あなたには、目の前で起きていることの意味が分からないでしょう。
	あなたは何のためにその状況を経験しているのか?ということを理解しないままに経験しているのです。
	あなたの理解は状況に追い付きません。
	あなたが状況の意味を理解するのは、ずっと後のことなのです。
	目の前の状況の意味を理解するためには、それを理解するための”材料”を集めなければなりません。
	状況の意味を理解するための材料とは、知識と経験のことです。
	知識と経験は、あなたに知性を導きます。
	それが成長という状態です。
	あなたは成長することによって、状況の意味を理解することができるのです。
	目の前で起きている状況の意味を理解するには、より大きな知性を必要とします。
	知識と経験を得なければなりませんが、そのためには時間が必要なのです。
	そのため、あなたには目の前で起きていることの意味が分からないでしょう。
	あなたは、目の前で起きていることの意味を理解する必要はありません。
	それは、いつか理解することができるからです。
	多くの人は、自我意識によって状況を眺めています。
	そのため、判断も自我意識のそれとなります。
	自我意識は弱い心です。
	そのため、自我意識は常に恐れています。
	恐れは、人を”今”という瞬間から遠ざけます。
	恐れによって、人は過去か未来へと逃避するのです。
	”今”に有るという状態を実現しなければ、目の前で起きていることの意味を理解することはできません。
	”今”に有れば、どのような人にも目の前の状況の意味を理解することは可能です。
	それは、”今”に有ることが、あなたが真(本当の自分)によって状況を眺める唯一の方法だからです。
	しかしながら、あなたは自分を自我意識だと思い込んでいます。
	あなたは自分が誰かを知らないのです。
	自我意識の存在すらも知らないでいるのです。
	そのため、あなたが目の前の状況の意味をその場で理解することは現実的ではありません。
	不可能なことを実行する必要はありません。
	あなたにできることは、”目の前で起きていることの意味は、後に必ず理解することができる”ということを覚えておくことなのです。
	それは誰にでも、すぐに実行することができるのです。
	あなたには、理解することができないことがたくさんあります。
	あなたには、理解することができないことの方が多いのです。
	しかしながら、この世界には意味が存在するということは理解しましょう。
	すべてが因果の仕組みの中に創造される必然です。
	無意味なものは存在しません。
	あなたには多くの無駄に思えることがあるでしょう。
	あなたはそれを遠回りだと思うかも知れません。
	しかしながら、その遠回りにも意味があるということを覚えておかなければならないのです。
	遠回りに意味があるということを忘れてしまえば、あなたが”今”に有ることはできないのです。
	状況は常にその意味を伝えています。
	あなたはどのような状況からも知識と経験を得ることができるのです。
	あなたが”今”を手放し、過去や未来に逃避するのであれば、知識と経験を得ることはできないでしょう。
	そのため、意味が分からないとしても、目の前の状況に向き合っていなければならないのです。
	それが遠回りに思えたとしても、あなたにはその意味が分からないのです。
	意味が分からないという理由によって、”今”を拒絶するのであれば、あなたは知識と経験を損なうでしょう。
	関係の無いように映るものであっても、必要な関係性を持ちます。
	この世界には無駄は存在しません。
	あなたの未熟な手順(願望)と、人生の成熟した手順(目の前の状況)には大きな違いがあるのです。
	その意味を理解することができないからといって、簡単に拒絶してはなりません。
	意味の無いように映る状況の中に、知識と経験を探すのです。
	意味は後に理解することができます。
	何の心配もありません。
	あなたは”今”に有ることを大切にしなければなりません。
	”今”に有るということは、目の前の状況と同化することです。
	目の前の状況を否定してはなりません。
	この世界には、意味の無いことなど存在しないのです。
	
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