あなたは、表と裏を理解しなければなりません。
この世界は、表と裏によって矛盾します。
その矛盾に気が付かずにいるのは最善ではありません。
この世界においては、表が裏となり、裏が表となるのです。
そのことを理解せずに眺めるのであれば、その歪みに気が付くことはできないでしょう。
歪みに気が付くことができなければ、当たり前としていること、信仰の対象に足元をすくわれます。
信じているものに苦しむという矛盾を得ることになるのです。
陰陽が存在しているように、すべてが二つの性質を抱えているのです。
表と裏がどのような状態であるのか?ということを理解する必要があるのです。
世界を築いているのは心(意識)です。
この世界に存在するものすべてに心が存在しています。
その心は、主人の格(意識レベル)によって状態が決まります。
主人の格が未熟なものであれば、心は歪み、表と裏が混ざり合って矛盾を引き起こします。
世界が矛盾によって溢れているのは、その主人の格が未熟な状態であるからです。
人が築いた世界であれば、人の心を反映しています。
人の心はどのような状態でしょうか?
大抵の人の心には恐怖が根差しています。
大抵の人は恐怖に突き動かされているのです。
恐怖という破滅的な感情によって導かれるのは、偽りと執着です。
恐怖に縛られる者の心は、偽りに執着するのです。
それは、歪みを導きます。
人は未熟であり、弱いのです。
未熟であり、弱い存在が築いた世界には偽りが溢れています。
偽りによって矛盾が生じ、多くの人はそれに苦悩することになるのです。
世界は歪んでいます。
しかし、多くの人はそれが”普通”のことだと思い込んでいます。
初めからその状態であれば、どのような歪みも受け入れることができるのです。
”神”は人を試(こころ)みます。
偽りという矛盾を抵抗(障害)として、人の成長を促(うなが)しているのです。
そのため、すべての人が偽りの世界を進まなければなりません。
矛盾を抱えて生きることは辛いものですが、あなたはそれを受けなければなりません。
それは、苦悩の先に存在する真実に気が付くためです。
反対のものがなければ、あなたは何かに気が付くことはできません。
闇がなければ光を理解することはできず、偽りがなければ真実に気が付くことはできません。
そのため、必要悪として矛盾が生じるのです。
表と裏は混在しています。
それ等は歪んだ状態を得るのです。
それに気が付く必要があります。
世界の矛盾、自分自身の矛盾に気が付くことによって、あなたは真実を得ることができるからです。
何のために生まれたのでしょうか?
何のための人生なのでしょうか?
矛盾を感じたのであれば、どこが歪んでいるのか?を追求しなければなりません。
苦悩を得たのであれば、その原因がどこにあるのか?を探し続ける必要があるのです。
当たり前を当たり前としてはなりません。
世界は既に矛盾しているのです。
それは、”神”による試みです。
真実を掴む者は成長(喜び)を実現し、偽りを掴む者は停滞(苦悩)を実現するでしょう。
深く考えなければなりません。
与えられたものが正しいと誰が決めたのですか?
古い価値観に頼ってはなりません。
既存の概念に頼ることによって発展を求めているのであれば、その浅はかな考えを呪うことになるでしょう。
古いものは滅びます。
それは使い物にはなりません。
今まで活躍していたから、これからも活躍すると思い込んではなりません。
すべての存在が、いずれ活躍することができなくなるのです。
あなたが世界の矛盾に気が付いた時には、これまでのすべてが役に立たなくなるでしょう。
表と裏を理解しましょう。
矛盾を見極めて進みましょう。
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